八十 ページ31
"慕ってらっしゃるのですね
貴女は彼に惹かれてらっしゃるのですか
『ちっ違います！！晴齋とはそんな関係じゃ…』
しかし先程(教室)の貴女の顔はただの友人に対する表情では無いように見受けられた
(彼以外とはキスしたくない！！)"
…そうか……私はずっと前から晴齋の事を…
パチっと目を覚ます
見た事をある様でない様な天井に疑問を思いながら体を起こした
名取「気がついたのかいA」
『名取さん、花繪に晴齋…私どれくらい寝てたの？』
芦屋「俺らがここに来てから30分くらいかな？」
『そっか…ありがとう。そろそろ教室に戻るね』
笑った顔を浮かべたち上がろうとする
名取がそれを制止しようとするとAの肩が大きく跳ねる
慌てて謝罪と言い訳をすれば名取は上げていた手を降ろした
名取「……怖い思いをしたのに軽率だったね。すまない」
『な、とりさんが謝る事じゃ…助けに来て下さってありがとうございます。花繪も、晴齋もありがとう』
芦屋「そんな無理しなくても」
安倍「もういいのか…」
無表情の安倍がAに話しかける
一度目を閉じて笑顔を浮かべると平気だと伝えた
安倍は短い溜息を吐くと教室のドアを開く
『ありがとう。皆に迷惑かけるから行くね
今日は来てくれてありがとう』
微笑みを浮かべ扉から出る
後を追って名取が出ると芦屋も後を追おうとする
しかし安倍の声で足を止めた
芦屋「どうされましたか？」
安倍「…多軌に連絡しとけ。今俺たちは行かない方がいい」
安倍の一言にポカーンとした顔の芦屋だが、やはり安倍は優しいなと心の中で思った
教室に戻るとクラスメイトに遅いと怒られたが笑顔で返す
室内をみれば塔子さんと滋さんが来ており手を振られる
午後の文化祭も終わり多軌が駆け寄ってきた
どうやら芦屋が事情を話していたらしく凄く心配され家まで田沼と送ると聞かず素直に従った
『送ってくれてありがとう。また学校でね』
二人に別れを告げ
部屋に入りニャンコ先生に的場の事を話す
先生は酒を飲みながら話を聞いていた
先生「私が多軌達のそばにいる間にそんな事があったのか」
そう、Aが居なくなった時、名取に言われて先生は三人の安否確認のため別行動をしていたため知らなかった。
Aが教室に戻った時も大丈夫だと言い先生と別々に帰っており今に至る
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シェリー(プロフ) - 五月七日さん» 感想ありがとうございます。コメント頂いた時とても嬉しかったです。これからも皆さんに面白いと言ってもらえる様な作品を目指し頑張ります。応援本当にありがとうございます (2018年10月11日 20時) (
レス) id: 23389edd7f (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 好きです！凄く好きです！凄く面白いし応援してます！更新待ってます！ (2018年10月11日 14時) (レス) id: dbeede1e64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シェリー | 作成日時：2018年8月29日 7時
