六十玖 ページ20
安倍「んで？なんで居るんだ？」
芦屋「あ、俺が誘ったんですよ。文化祭あるから遊びにおいでって
ねー透ー」
多軌「ねー」
芦屋と多軌は笑顔で安倍の方を見る
その顔に安倍は心の中で悪態をついた
多軌「まぁ、それもなんだけど、どうせ都会に来るなら買い物もしようと思ってAちゃん誘ったんだ
本当は田沼君も誘ったんだけどお家の都合で来れなくて」
『そっか、田沼は残念だったね…』
しゅんとするAを見て安倍の片眉が上がる
不機嫌な安倍を他所に芦屋と多軌は話を進めていた
芦屋「じゃぁ俺は透とAを連れて校内案内してきますけど安倍さんどうしますか？」
数秒考えるとAの方を見て小さく行くと返事をした
芦屋「じゃぁ行きましょう！安倍「まて、この格好でか！？」え？そうですけど」
自分は着替えてくるとキレ気味に言う安倍
そんな中多軌はAに耳打ちする。多軌の言葉に驚愕した様な表情を浮かべるが多軌の期待の眼差しに何も言えず安倍のマントを引っ張る
安倍「……あ？どうした？」
『え…っとその…着替えるの勿体無いし
似合ってるからもう少しそのままで……ゴニョゴニョ…』
顔を赤らめ俯きながら話すAに固まる安倍
最後の方は小声で聞き取れなかったが安倍を納得なせるのは十分すぎる効果があった
安倍「(…何でこんなに一々可愛いんだよ！クソっ///)……時間勿体無いしこのままでいいか…」
禅子はヤヒコを家に返すため芦屋達と別れる
その後人間の姿に化けた先生を含めA達は様々な出し物を見て回った
多軌「見て見て！コスプレ！写真も撮れるんだって！！記念にやろうよ」
やや興奮し満面な笑みで言う多軌に嫌とは言えず、半強制的にAも連れて行かれた
芦屋「ここの演劇部結構本格的で、衣装とかは家庭科部が作ってるらしいけど
演技上手らしいよ」
演劇部員「こんにちは。説明しますね。着替えは数が足りないため一着でお願いします
写真込みで1人千円です。希望あれば着付けやメイクもしてます」
多軌「だって！やって貰おう。どれにしようかな」
Aを連れ数ある衣装の中から一つ一つ見ていく
多軌は何か思いついた様に安倍の方を向いた
多軌「ねぇ安倍さんはどれが似合うと思います？」
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シェリー(プロフ) - 五月七日さん» 感想ありがとうございます。コメント頂いた時とても嬉しかったです。これからも皆さんに面白いと言ってもらえる様な作品を目指し頑張ります。応援本当にありがとうございます (2018年10月11日 20時) (
レス) id: 23389edd7f (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 好きです！凄く好きです！凄く面白いし応援してます！更新待ってます！ (2018年10月11日 14時) (レス) id: dbeede1e64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シェリー | 作成日時：2018年8月29日 7時
