六十漆 ページ18
宣伝をしているとばったり休憩中の伏見達と会う
伏見「あれー？アベノンさっきもあったよね？
ちゃんと仕事戻ったんだ」
芦屋「？？ちょっと待ってどういう事？
安倍さんずっとこの格好で俺と一緒にいたよ？」
伏見「えーおかしいな〜。さっき確かに制服姿のアベノン見かけたよ」
安倍「それいつ？」
嵯峨「5分か10分くらい前だぞ？
それがどうかしたのか？」
芦屋はゆっくり安倍を見る
眉間のシワが濃くなり不機嫌度が増し、盛大に舌打ちしていた
芦屋「(めっちゃ怖い〜！！)それで？どこで見たの？
」
伏見「西校舎方面だったけど？」
2人に礼を言い安倍に化けているであろうヤヒコを探す
気配で探そうにもヤヒコは気配を消すのが上手く見つけられない
地道に探していると芦屋の目線の先には見知った人物が映った
芦屋「あ、待って！！」
慌てて後を追う芦屋
訳もわからず禅子と安倍も芦屋の後を追いかけた
その人は立ち入り禁止にしている教室へ向かっている
芦屋「階段…きっつ…」
息を切らしながら目的の人物を探す
教室の前で制服を着た安倍とAを発見すると
その光景に驚愕した芦屋は大声を上げた
安倍「！！芦屋！どうし…」
『花繪、晴齋？……本物？』
安倍達の前には制服を着た安倍がAの手を掴みこちらを向いていた
安倍「………ヤヒコ…何やってんだよ」
『ヤヒコ？』
ヤヒコ「あーあ。君のせいで晴齋にバレちゃったじゃん」
ポンっと音を立て狐の姿になるヤヒコに安倍はツカツカと近寄りポカッと軽く叩いた
ヤヒコ「いたーい！何すんのさ晴齋！」
安倍「お前が俺に化けるからだろ！」
言い合いをしている安倍とヤヒコを見てAはその場にしゃがみ込んだ
芦屋「A！どうしたの？具合でも悪いの！？」
『ううん。違うんだ。ただ私のせいで晴齋が取り憑かれたんじゃないかって思ったから安心したの……よかった』
フニャッと顔が緩むA
その表情を見て安倍が頬を赤らめたのは言うまでもない
多軌「Aちゃーん！こんな所に居たんだ
探したよ」
息を切らしながら駆け寄る多軌にめんどくさそうな表情のAそっくりな男子
安倍と芦屋がどちら様と突っ込むのは同時だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 96人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シェリー(プロフ) - 五月七日さん» 感想ありがとうございます。コメント頂いた時とても嬉しかったです。これからも皆さんに面白いと言ってもらえる様な作品を目指し頑張ります。応援本当にありがとうございます (2018年10月11日 20時) (
レス) id: 23389edd7f (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 好きです！凄く好きです！凄く面白いし応援してます！更新待ってます！ (2018年10月11日 14時) (レス) id: dbeede1e64 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シェリー | 作成日時：2018年8月29日 7時
