六十伍 ページ16
時間を遡ること午前７時半
Aの家に多軌が大荷物を持ってやってきた
前回の約束の日時となりAは部屋に通す
『買い物に行くだけなのにすごい荷物だね』
多軌「うん、買い物の時の荷物はこれだけなんだけど、こっち(大きいバック)のはAちゃん用」
多軌の言葉にAは頭を傾げる
その反応に多軌は満面な笑みを浮かべた
多軌「さぁ！準備しますか！！」
数十分後Aは多軌の手により大変身を遂げていた
パーカーにジーンズだったのが
膝下、キャラメル色のスカートに薄ピンクのニット
髪もポニーテールにされ可愛らしくまとめられていた
多軌「凄く可愛いよ！さぁお出かけしよう！」
恥ずかしがるAの手を引き、問答無用で車に押し込められる
ドライバーは多軌の父親だった
多軌父「初めましてだね。いつも透と仲良くしてくれてありがとう」
『いえ！こちらこそ。多軌…透さんにはいつも助けてもらってばかりで//
あの、多軌私達今からどこに行くの？』
多軌「朱雀町だよ。お父さんが丁度そっち方面まで行くから乗せてってくれることになったの
帰りは電車で帰ろうね」
一時間程走ると目的地に着いたらしく多軌の父親に礼を言い別れた
多軌「じゃぁ猫ちゃんお願いね」
誰もいない路地裏で唐突な事を言う多軌
今日ニャンコ先生は連れてきてないはずと思ったら急にバックの中がゴソゴソと動いた
『！？、先生いたの！』
先生「多軌に頼まれてな、美味い菓子で手を売ってやったのだ」
『買収されてんじゃん！』
五月蝿いと文句を言いデロンと人に化ける先生
そこにはAと同じ様な顔をした男の子が立っていた
『……だれ？』
先生「どう見てもお前の男バージョンだろう。この蔑む様な目は良い人避けになりそうだ」
多軌はクスリと笑い、Aは未だに状況が掴めていなかった
多軌「簡単に言うとナンパ除けだよ。都会は変に声かけてくる人がいるって花繪くんが言ってたから
行こう！」
『あの、どこに行くの？』
手を引きながら多軌は顔だけ向け秘密という
数分歩くとそこには
『学校？』
そこには戻橋高校文化祭と大きな看板が立っていた
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シェリー(プロフ) - 五月七日さん» 感想ありがとうございます。コメント頂いた時とても嬉しかったです。これからも皆さんに面白いと言ってもらえる様な作品を目指し頑張ります。応援本当にありがとうございます (2018年10月11日 20時) (
レス) id: 23389edd7f (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 好きです！凄く好きです！凄く面白いし応援してます！更新待ってます！ (2018年10月11日 14時) (レス) id: dbeede1e64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シェリー | 作成日時：2018年8月29日 7時
