君が私の名を呼ぶから (ページ7)

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陸ページ7

安倍side

少女の後を追いウサギにつむり、安倍と芦屋は森の中を歩く

林を抜けるとひらけた場所に出た

「おや？A様ではありませんか？」

「ありませんか！ありませんか！」

『悪い中級、少しの間ここを借りてもいいかな？』

中級と呼ばれる一つ目の妖怪と牛の妖怪は誰かを呼びに行くとスタスタと走っていった

『ちょ！呼ばなくていいからねー！
すみません、草はらですがここでもいいでしょうか？
ここなら人は滅多に来ないので』

そういうと少女は草はらに座り

それを見て安倍と芦屋は正面に座った

『えーっと、さっきモノノケ庵って言いましたよね？』

安倍「はい、そうです」

『だって、よかったねウサギ！』

ウサギ「はい！」

安倍「どういう事ですか？」

『実はこのウサギがモノノケ庵の人を探してたんです
隠世って所に祓って欲しいって』

安倍「なるほど、それは後程依頼をお受けしましょう
それで貴方は夏目レイコさんの孫なんですよね？
友人帳と言うのは知っていますか？
つむり殿が名前を返して欲しいと依頼に来られまして」

『…わかりました、名前を返しましょう』

先生「何！お前また友人帳が薄くなるではないか」

豚猫はレイコ孫に猫パンチを食らわせる

安倍「(容赦ねぇなぁー)ここでも可能なのですか？」

『いたた…はい大丈夫です
つむりさん良ければ私の前にどうぞ』

すると孫は鞄から面帳のような物を取り出した