四十玖 ページ50
Aの部屋に行くとモノノケ庵を閉じる
胸の中にいる彼女はまだ泣き止んでおらず安倍の着物を掴んでいる
安倍は困ったように頭を掻きAの背中をリズムよく叩いた
するとAは泣くのをやめ、安倍の胸を押し離れる
安倍「どうした?」
『ん…熱ぃ……』
覚醒しきれていないような顔で上着のボタンを外すAの手を慌てて止める安倍
安倍の顔が真っ赤に染まっていた
安倍「ちょ!マジ落ち着け!それはマズいだろ!///」
Aは何が?と言うように頭を傾げる
シャツの隙間から見える胸の谷間と紅潮した頬に頭を傾げる動作、うっすらと開いている唇
安倍の理性を奪うのは容易なことだった。
安倍「っ!…お前が煽ったんだからな…」
『何のはな…ん?』
途切れた言葉に塞がれた唇
頭は逃さないというかの如く手で動かないようにされていた。Aは何をされているのか分からず、ただその行為を受ける。次第に息が苦しくなり安倍の胸を叩くと銀の糸を引き離れる唇。離れたことで酸素を取り込むことができ、荒くなった呼吸を整えるA
ふと安倍を見れば耳まで赤く染め、手で顔を覆っていた。
『はる…安倍「言っとくがお前は危機管理がなってないんだ!俺だって男だぞ!好きな奴にそんな姿で誘われたら誰だってしたくなんだろーが!」…オチツイテクダサイ、ん?まって今なんて?』
安倍「あぁ゛?……はぁ
A」
急に真剣な表情になる安倍にAは何事かと身構える
安倍「俺は……その、Aのことが好きだ」
______
あとがき
やっとここまで来ました!
これから二人の待ち受ける未来とは?
続編もどうぞよろしくお願いします
読み直して誤字、変換ミスあれば適宜変更していますが内容は変えていませんので!
駄文な作者ではありますがこれからもどうぞよろしくお願いします
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、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月7日 22時) (レス) id: 7cb5057192 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シェリー | 作成日時:2018年8月7日 22時