検索窓
今日:29 hit、昨日:5 hit、合計:222,606 hit

丗弐 ページ33

安倍とAは旅館内を捜索していた
反対方向からニャンコ先生が見て回ると言った為
一度別れる

無言で気まずい雰囲気が二人を包む

チラリとAは安倍に目線を向けた

安倍「何だよ」
『!!、ごめん…合宿中なのに巻き込んで
それに家に来てた事も全然知らなかった
ここ数日ちょっと面倒ごとに絡まれてて…』
安倍「お前は絡まれない時ねぇんじゃねーの?
家電するの嫌がってたから直接行くしかなかったんだよ。勝手に部屋に来たりして悪かったな」


それはいいけどと言いかけたAは急に後ろを振り向いた


安倍も慌てて振り向く
そこには頭の無い2Mを超える程の大きな妖怪が立っていた

『晴齋走って!』

安倍の手を掴み走り出すA

妖も後を追うようにドスドスと走ってくる

縁側の窓から外に出ると少しずつ妖怪の頭が現れる
外に出た事で完全に封印が解けたのだろう

芦屋「来た!安倍さん!Aこっち!」

芦屋が大声で二人を呼ぶ。準備が出来たのか名取は呪文を唱え出した

陣まであと少しと言う所で妖は安倍目掛けて手を伸ばす


安倍「やべ!『危ない!』うぉ!」


伸びてくる手にAは安倍の身体を押す


押し飛ばされた事で地面に倒れる安倍
Aは妖に身体を掴まれていた

ミシミシと骨の軋む音がする


安倍「クソ!」

すぐに起き上がり右手に威光を纏い妖に向かい走り出す

すると獣化したニャンコ先生がAを咥え、妖を踏みつけた

芦屋/安倍「「先生!/化け猫!」」


ニャンコ先生は名取の陣に妖を投げ飛ばし妖は封印される

封印が完了するといつもの猫の姿に戻っていた


『晴齋怪我は……[パシン]!?』


乾いた音とともにやってくる頬の痛み
目の前にいる人物に叩かれたという事を理解するのには時間はかからなかった

丗惨→←丗壱



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (48 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
172人がお気に入り
設定タグ:不機嫌なモノノケ庵 , 安倍晴齋 , 夏目友人帳   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月7日 22時) (レス) id: 7cb5057192 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シェリー | 作成日時:2018年8月7日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。