肆 ページ5
Aside
森にモノノケ庵と言う情報を聞きに来たら
友人帳欲しさのヤバイ妖怪に目をつけられて
とりあえず走って逃げてしまった
足場がちゃんとした所で落ち着かせようと思い
道に出たのがいけなかった
『(ひ、人に見られた!どうしよう)』
自分の顔から血が引くのを感じる
持ち上げられた時体は浮いてしまったし
それをバッチリこの2人には見られた
きっと気持ち悪がられる!
『(………逃げよう)』
そう思い走り出そうとすると
何かに抱きつかれ、逃げる事を阻止される
「レイコ!?レイコだろう!」
安倍/芦屋「「つむり(さん/殿)!!?」」
『!(この人達にもこの妖が見えてる!?)
ちょっと落ち着いて下さい!』
つむり「なぁ!レイコなんだろう
どうして私の名を呼ばなかったんだ
友人帳を……友人帳を寄越せ!」
Aの腹部に抱きつくと、ゆっくり立ち上がり顔を手で固定される
そしてAに襲いかかる
『ひゃぁぁぁ!』ゴン
突然襲いかかられたことで安倍達は驚愕し止めようと走り出そうとする
しかしAは反射的に目の前の妖怪を殴ってしまった
殴られた反動でつむりは離れて頭にたんこぶを作っている
『し、しまった!つい!だ、大丈夫!?』
慌ててハンカチを出しながら近寄る
先生「全くお前は何度言えばそのへなちょこパンチを辞めるのだ!阿呆め」
『な!て言うか先生用心棒でしょ、助けてよ』
ニャンコ先生との言い合いに夢中で殴った妖の事も、見られた人間の事もすっかり忘れていた
安倍「(な、なんなんだコイツ)
あーんん゛お取り込み中すみません」
『ひぃ!』
突然かけられた声にハッとして変な声が出る
そちらを向けば着物を着た金髪の男性が睨みながら私を見ていた
安倍「貴方は夏目レイコさんですか?」
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、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月7日 22時) (レス) id: 7cb5057192 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シェリー | 作成日時:2018年8月7日 22時