【 キ/ヨ 】斜め後ろの席は喋らない【 実/況 】

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先生の話は案外はやく終わった。

先月のテストの日に欠席してこの前受けた分が帰ってきたから、とテストの答案用紙を渡されただけだった




…問題は



“ 今日のお昼、一緒にどう?? ”



( なんでいきなり…? )




いつも教室の真ん中でクラスを盛り上げている集団の1人の楓乃さんが私に…?

なんて悩んでみても思い当たる節は1つ。


同じくクラスの中心人物である彼、清川君の事しか考えられない。





嗚呼、これだから視線を向けられるのは嫌い




かつかつと黒板の上を滑るチョークの音

それと反対にノートの上でそれは止まっていて




がたん、斜め前で椅子が動いて



授業中だっていうのに大胆に差し出された左手

その手のひらには4つに折られた白いメモ帳


ん、なんて催促をしてくるからそれを受け取る



( メガネ、かけるんだ… )




かさ、音をたてて開いたメモ帳にはたった一行。



【 さっきの何? 】



…さっきのって何よ
…なんか字綺麗だし。



筆箱からいつものシャーペンを取り出して

口角が上がってしまうのを感じながらもペンを走らせて
…子供っぽいかもしれないけど、こうやってこそこそ何かをするのって楽しいかも。




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多分次回から楓乃さんターンになってしまうので今のうちに清川君と絡ませときます。
自分の作品で誰かがきゅんとしてくれるとすごく嬉しいのです。してないと思われる。

キヨさんのナス色のメガネを見たい(希望)


実は明日から旅行ですが更新出来るように頑張ります。よろしくお願いします。
( 旅行中も作品の事を忘れない作者の鑑になりたい(たい)(希望)(無理) )

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