人狼ゲーム〜魔の7日間〜❷ (ページ50)

今日:33 hit、昨日:1 hit、合計:17,609 hit

④ ページ50

ソクミン「何て言ってたっけ？あ、そうそう確か、

スニョン、ごめん。いつも素っ気ない態度とって、ごめん。

こんなつまんない俺に'' 親友 ''だと言ってくれて、笑いかけてくれてありがとう。

だったかな？ホントに、素晴らしいね！」

スニョン「てめぇ！！！ふざけんなっ！ジフナを返せこの野郎！！！」

スニョンはソクミン君の胸ぐらを掴み大粒の涙を流していた。

それなのにソクミン君は、そんなスニョンを見てバカにしたように笑っていた。

そして、スニョンの手を掴んで思いっきり離した。

スニョンは地面に落とされ、手首を痛そうに持っていた。

私はすかさずスニョンの元へ行き、ジョンハン先輩も来てくれてスニョンを何とか立たせてあげた。

ムカついてムカついて仕方がなかった､､､

A「ふざけんな､､､こんなことになったのは僕のせいじゃないって､､､？

ソクミン君が参加を申し込んで人狼2人をジス先輩とウォヌにしたからじゃない！

責任逃れしようとしないでよ！

ふざけんなっ！！！」

ソクミン「おぉー､､､先輩、そんな大きい声も出せるんですね！w」

ソクミン君は全くの反応なしで、平気そうに笑っていた。

私はその瞬間、この人に何言っても何をしても、もうダメなんだと悟った。

世間で言う､､､サイコパスに近いだろう。

途端、今まで死んで行ったみんなのことが思い浮かんだ。

みんなはもう､､､帰ってこないのに､､､！

私は今になって､､､'' 絶望 ''というものを感じた。

と、その時､､､

『おぉ、凄い熱烈だったねぇー！でもさ、もう投票時間の20時とっくに過ぎてるんだわ！

早く投票してよね！』

あの男の子の声が流れた。

もう、終わり、終わりだ。

この人を､､､投票すれば､､､！

ソクミン「はぁ、くだらない､､､どうせその時だけのだろ？

なんで皆分かんないんだよ。

友情なんて、愛なんて、つまらない。」

そう言って、チリになって消えていった。

最後は笑顔ではなく、呆れていて真顔だった。

私たち3人は足の力が抜け､､､その場にしゃがみ込んだ。