スニョンside ページ43
ウォヌが、ウォヌが、、、人狼だったなんて、、、。
スニョン「クソっっっ！！！」
悔しい、悔しい、悔しい。
ウォヌを助けてやれなかった。
気づかってあげられなかった。
俺は、なんのために親友でいたんだ？幼なじみでいたんだ？
ウォヌの異変にとっくに気づいてただろうが！！！
何してんだよ！俺！！！
ウォヌ！！！！！
涙がひたすらに止まらなかった。
悔しさで地面を握りしめて叩いても変わらないのに。
そんな時、ふと俺の背中を誰かがさすった。
驚いて後ろを振り向くと、、、ジフナがいた。
それも、すごく優しい顔をしていた。
スニョン「！！！、、、ジフナ、、、？」
ジフン「、、、。」
ジフナは何も言わなかった。
ただ、ひたすらに俺の背中をさすってくれた。
ただそれだけで、俺は嬉しかった。
涙がまた溢れた。
そして、俺の肩に手を置いて、、、グッと耳元に近ずいた。
ジフン「お前は今日死なないから安心して寝ろよ。」
スニョン「え、、、？」
俺は、体が固まって動かなくなった。
それからジフナはまた優しく笑って俺から離れていった。
「死なないから安心して寝ろ」？
今の俺には理解不能な言葉だった。
でも、ジフナがもう俺の前からいなくなるような感じがした。
いつもと違うジフナ。
俺に優しく笑ってくれたジフナ。
いつも適当に俺をあしらうくせに、、、さっきは違った。
スニョン「ジフナ、、、？」
もう何も考えられなかった。
〜スニョンside fin〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 126人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あーちゃん | 作成日時：2023年1月6日 1時
