人狼ゲーム〜魔の7日間〜❷ (ページ39)

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A「はっ！ごめんなさ、、、！！！」

離れようとした時、ジョンハン先輩に引き寄せられた。

そして、優しく力強く、、、抱きしめられた。

ジョンハン「、、、いい。、、、このままで。」

そう一言だけ言って、静かに涙を流していた。

A「、、、。」

私はただそれに応えられるように背中をさすったり、同じように抱き締め返したりした。

数日前の私ならこの状況を理解出来ないだろう。

でも、今の私は理解できている。

きっと、ジョンハン先輩を完全に受け入れているからだろう。

ジョンハン先輩は、、、私を受け入れてくれているのだろうか。

そんなことを思った。

それから数時間が経ち、ようやくジョンハン先輩が離れた。

ジョンハン「、、、ごめんな。」

A「い、いえ。私は全然大丈夫です。」

ジョンハン「そっか、」

A「はい。」

ジョンハン先輩は目も鼻もを赤くして、少し幼く見えた。

A「あ、あの水飲みます？」

ジョンハン「、、、あぁ。」

すぐ冷蔵庫に向かって水を取り出しコップに注ごうとした時、、、

ジョンハン「お前は、、、消えないでくれ。」

A「え、、、？」

ジョンハン「お前だけは、、、居なくならないでくれ。」

A「ジョンハン、、先輩、、、？」

すると、ジョンハン先輩は立ち上がりこっちに向かってきた。

少し、怖くて後ずさる。

でも、すぐに目の前まで来て、、、

私の手にあるコップを取り、台に置いた。

そして、私の髪を耳にかけて、頬を軽くなぞった。

ドキドキしすぎて胸が痛い。

きっと今は、耳まで真っ赤だろう。

ジョンハン先輩は優しく笑って、それから、、、

キスをした。

すごく、ゆっくりで優しくて暖かかった。

初めてだった。

まだ、ドキドキしてる。でも、ただドキドキしてるんじゃなくて、

幸せだった。

ジョンハン「、、、好きだ。」

私の目を見てそう言った。

これは、本気だ。嘘じゃない。

そう伝わるからすごく嬉しい。

A「、、、私も。」

無意識にそう口から出ていた。

自分でも少し驚いたけど、モヤモヤしていたことがスッキリしていた。

私、、、ジョンハン先輩のことが好きなんだ。