人狼ゲーム〜魔の7日間〜❷ (ページ38)

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5日目① ページ38

ナヨン『では、占い師さん。顔を上げてください。誰を占いますか?』

A(うーん、、、次は、ウォヌ?)

(バツ、、、？ってことは、、、！！！

"人狼"？？？)

ナヨン『今日、殺されたのはスニョンでーす！』

スニョン『はぁ？俺ぇー?？？誰だよ！人狼！』

ウォヌ『ふっ笑。』

A「はあっ！！！、、、ウォヌは、、、"人狼"だったの、、、？」

今日はいつも以上に息が荒く起きてしまった。

なんだか嫌な予感がする。

こうゆう時は大体当たってしまうので嫌だ。

いつも通り外に出た。

大画面には、昨日死んだ人の写真が映し出されていた。

A「投票で死んだのはチャニで、、、！！！人狼で殺されたのは、、、スンチョル先輩！？」

嘘。なんで？

なんで、スンチョル先輩なの？

てか、私は、、、今日までちゃんと生き残ってるんだ。

日に日に減っていく人数に、生ている感触を覚えてる。

私はまだ死んでない。私はまだ殺されてない。と。

周りを見渡してもいつの間にか家が6つしかない。

14つもあったのに、、、。

A(あ！ジョンハン先輩！知ってるのかな、、、このこと。)

私は急いでジョンハン先輩の家に向かって走った。

ｺﾝｯｺﾝｯｺﾝｯ

A「ジョンハン先輩！私です！今、入ってもいいですか？」

「、、、。」

応答はなかった。

でも、気になって仕方がなかったからそっとドアノブを握った。

A「は、入りますね。」

ただそこに、顔を下に向けて座っているジョンハン先輩がいた。

A「ジョンハン先輩、、、！」

私は、すぐに駆け寄った。

すると、ジョンハン先輩はゆっくりと顔を上げた。

髪が顔にかかっていてよく見えないけど、涙を流しているのは分かった。

今、思っちゃいけないかもしれないけど、、、

すごく綺麗だった。

私は、髪を耳にかけてあげて親指で軽く涙を拭いた。

多分、いつもなら「やめろ。」とか言いそうだけど、、、

今はただ、、、じっと私を見つめていた。

握っている両手は微かに震えていて私はそっとその手を握った。

すごく胸が痛かった。

幼なじみが親友が、、、居なくなるなんて。

想像ができない。

気がついた時には、、、

私は、ジョンハン先輩を抱きしめていた。