チャンside ページ31
まだ、僕が全然クラスに馴染めていなかった時。
ミンギュ「めっちゃダンス上手いじゃん！」
そう言って声をかけてくれた人が居た。
それが、ミンギュ。
僕にとって、最高の友達。
ミンギュは同じクラスなんだけど、その中でも1番の陽キャ。
まぁ、一軍の中のトップ。
いつも、周りには人がたくさんいて愛されてて、僕とは正反対な人。
でも、僕は知ってる。
ミンギュが、無理をしてその人たちと一緒に居ること。
作り笑いをして笑ってる。周りの人はその事に気づいていないのかな。
それと、なんで自分に嘘をついてまであの人たちと一緒に居るんだろう。
そんなことを時々思ってた。
でも、ミンギュはある時変わった。
あの人たちと関わらなくなった。
そして、ソクミン君という優しくて面白い人と一緒に居るようになった。
それからだ。僕に、声をかけてきてくれたのは。
そして、それから僕とミンギュとソクミナの3人でいることが多くなった。
チャン(ミンギュって、、、本当に笑ったら八重歯みえるんだな。)
「おーい、大型犬！」「ミンギュ犬！」
あの人たちが来た。途端、ミンギュの表情が硬くなる。
僕は、この「大型犬」とか「ミンギュ犬」という変なあだ名が嫌いだ。
「なぁ、なんで最近俺らと居ねぇの？」「それなー」
「女の子たちみんなどっか行っちゃってよー」
「今日くらい、俺らと遊ばね？」
その人たちは僕とソクミナを無視してミンギュの肩に手を回した。
すると、、、
ミンギュ「やめろ。もう、お前らとは関わらない。」
「は？」
「シラケるわー。」
「行こうぜ。」
ソクミン「ミンギュ！」
チャン「ミンギュ、、、大丈夫？」
ミンギュ「ふぅー！怖かっっったー！！！」
ミンギュは自分の手を胸に抑えて、大袈裟に息を荒らした。
チャン「っふw怖かったんかいw」
ソクミン「ミンギュらしいねw」
ミンギュ「俺は、お前らと居た方が楽だし、楽しいからさ！」
ソクミン「僕も〜！！！」
そう言ってソクミナがミンギュに飛びついた。
ミンギュ「っ！痛ってぇー！ソクミナ、お前っ重い！」
チャン「あはははwwwww」
ソクミン「ふっwはははwww」
ミンギュ「wwwwwなんだよこれ！」
こんなに笑ったのっていつぶりだっけ？
こんなに嬉しくて幸せな瞬間は、絶対に忘れないと思う。
〜チャンside fin〜
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作者名：あーちゃん | 作成日時：2023年1月6日 1時
