人狼ゲーム〜魔の7日間〜❷ (ページ30)

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投票前、ぞろぞろと集まってくる。

スニョンやジフン君達も来たけど、、、

なんだかいつもと違った。

不思議に思っていると、チャニがいきなり立ち上がった。

チャン「皆さん、、、今日は僕に投票してください。」

え、、、今、なんて、、、

スニョン「チャニ、、、それはどうゆう」

チャン「僕、このままここに居ても、もう限界、、、なんです。今の僕は、、、みんな、敵に見えま、、、す。」

チャニは震えながらそう言った。

そして、座った。

誰も、何も言わなかった。

否定するとか、なぜそう思うようになったのかとか、何も聞かなかった。

そして、、、

『今日死ぬのはーーーチャン君でーす！』

みんな、、、チャニを指した。

チャニはそのまま何も言わずに消えていった。

ジョンハン「なんか、、、今日の投票が1番、早く終わったな。」

A「そう、ですね。」

本当は、チャニが前から様子が変だったのは気づいてた。

でも、何もしてあげることが出来なかった。

申し訳なさでいっぱいになる。

ジョンハン「なぁ、Aは、、、人狼が誰だと思う？」

A「私は、、、まだ分かりません。」

ジョンハン「そうか。俺は、、、''ソクミン''だと思う。」

A「！！！、、、''ソクミン君''ですか、、、？」

ジョンハン「あぁ。確信はまだ持てないが、最初の方変な作戦してただろ？あの辺から目付けてて、そんな気がするんだよな。」

でも、、、何となく思い当たる節がある。

ジス先輩が投票されたあの日、見間違えかと思ってたけど笑ってた。

それに、スングァン君がハンソル君を迎えに行けばいいのに、わざわざソクミン君が行って、その後、投票の誤りが起きてジュン先輩が死んだ、、、

今、冷静に思い返せば違和感を感じていたことが何度もあった。

A「ジョンハン先輩。」

ジョンハン「なんだ？」

A「私も、ソクミン君な気がします。」

ジョンハン「、、、よし。明日、このことをスンチョルにも話してみる。多分、あいつも思ってるはずだ。」

A「はい。じゃあ、私はもう帰りますね。」

と、ドアノブに手をかけた時、、、

ジョンハン「、、、A。」

A「なんですか？」

ジョンハン「いや、なんでもない、、、！」

A「あ、はい、、、？」

不思議に思いながらもジョンハン先輩の元を後にした。