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スンチョル「、、、このゲームは''個人戦''だ。団体で勝てるゲームじゃない。」
個人戦、、、。
ジフン「、、、スンチョル先輩は、、、やはり、凄いですね。」
ジフナが誰かを褒めたところなんて1度も見たことがなかったから、本当にびっくりした。
スンチョル「じゃ、俺はもう行くわ。」
スニョン「え、、、。」
スンチョル先輩は本当にあれだけ言って出て行ってしまった。
ソクミン「、、、どう思います？この中に、、、人狼が居るって。」
ジフン「、、、。」
ソクミナのその問いにジフナは答えなかった。
そして、俺も。
ソクミン「、、、僕は、、、そうは思いません。」
ジフン「何でだ？」
ソクミン「それは、、、その、スンチョル先輩が僕達村人を惑わすことを言ったんじゃないかって、、、」
ジフン「、、、スンチョル先輩が人狼だと言いたいのか？」
ソクミン「、、、はい。」
ジフン「、、、。」
確かに、その考えもある。
でも、スンチョル先輩の言葉には何故か説得力がありすぎた。
この中に、、、人狼がいる。
と、言ってもジフナかソクミナの2人のどちらか。
もし、それが本当なら、、、今までのは何だったんだ？
あんなに必至に話合って、考えて、、、いや、それ以前に今まで一緒に楽しい時間を共有していた仲だった。
それも関係なしに、、、殺したのか、、、？
スニョン「、、、ごめん。俺は、単純だからさ、、、笑。俺、これから1人になりたい。」
ジフン「、、、俺も。」
ソクミン「、、、そんな。」
ソクミナの悲しそうな顔を見ると少し胸が傷んだ。
信じてあげられないことに悔しかったが、今はまだ自分の気持ちに整理がついていない。
ごめん。
そう、何度も心の中で謝った。
そして、村人チームは無くなり、ジフナもソクミナも自分の家に帰って行った。
スンチョル先輩の言う、、、団体戦ではなく、、、
完全に''個人戦''になってしまった。
これから、1人でどう戦おう。
どう生き残ろう。
俺は、投票時間までひたすら考えた。
寂しい思いもあるが、案外1人の方が楽なことに気がついた。
スニョン「今日は、、、誰が死ぬんだろう。」
〜スニョンside fin〜
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作者名：あーちゃん | 作成日時：2023年1月6日 1時
