人狼ゲーム〜魔の7日間〜❷ (ページ17)

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いつものように椅子に座る。

続々とみんなが集まってくる。

もちろん、雰囲気は最悪。

そして、、、最後に、、、ジス先輩も来た。

『さーて！ゲームを始める前の日から数えたら丁度4日が経ったよ！

どう？楽しくなってきたでしょ？w

ってことで、投票しマース！』

楽しくなんてない。そんなこと、ある訳ない。

みんなもそう思っているのか、顔を顰めた。

A(え、、、。)

見間違えなのかと目を擦った。

A(きっと、見間違いだよね？、、、笑。)

一瞬、ほんの一瞬だけ、、、ソクミン君が笑っているように見えた。

でも、今見たらすごく怒りのこもった顔をしている。

A(気のせい、、、か。)

そんな違和感を覚えていた時、、、

『投票まで〜！、、、

せーの！』

ジス先輩以外のみんながジス先輩を指さした。

そして、当のジス先輩は、、、''自分''を指していた。

『おぉー！自分に票を入れるなんてクレイジーだね！w

今日はジス君が死にマース！

じゃ、お別れの挨拶して！』

そして、ジス先輩は立ち上がって、私たちの中央に立った。

ジス「別に。いらない、そんなの。」

『ほんとにいいの？w』

ジス「、、、。」

『じゃあ、ほい！』

そして、あの光がジス先輩を包み込んだ。

スンチョル「ジス、、、待って、、、」

そう言って、スンチョル先輩が立ち上がった。

目には涙を浮かべていた。

ジョンハン先輩はと言うと、、、

椅子に座った状態で、、、俯いていた。

ジス「2人とも、、、ごめん。」

ジス先輩がそう一言、言った。

すると、ジョンハン先輩は顔を上げた。

A(ジョンハン先輩、、、)

ジョンハン先輩も、、、涙を流していた。

さっき、あんなことを聞いてしまっては胸が酷く痛んだ。

ジョンハン「ジス、、、」

ジス「ジョンハナ、、、''愛してる''。」

ジョンハン「！！！、、、。」

ジス先輩は最後に優しく笑ってそう言った。

私の苦手な笑顔じゃない、、、。

これが、、、本当のジス先輩の笑顔なんだ、、、。

そう、思った時には、、、もう、、、

ジス先輩は居なかった。