�� ページ14
私は、静かに枕を濡らしていた。
すると、誰かがドアをノックした。
スニョンかと思って、一瞬ドキッとした。
恐る恐るドアを開けると、、、
ジョンハン先輩が立っていた。
A「な、なんで、、」
ジョンハン先輩が自ら来るなんて思いもしていなかったから動揺していた。
すると、、、
ジョンハン「！、、、ごめん。」
ジョンハン先輩はハッとした顔になり、ごめんと一言だけ言って帰ろうとした。
A「あ、待って！」
ただ事では無いと感じた私は、無意識にジョンハン先輩の手首を掴んでいた。
自分でも、この行動には驚いた。
A「！、、、あ、えっと、と！とりあえず、中に入ってください！」
振り払われるかな。と、思ったけどジョンハン先輩は素直に中に入ってくれた。
A「あの、、、大丈夫ですか？」
ジョンハン「あぁ。、、、ごめん。いきなり。」
A「い、いえ。私は大丈夫です。」
こんなジョンハン先輩の弱い姿は初めて見た。
正直、いつものジャイアンらしい姿とは変わりすぎて驚きが隠せない。
ジョンハン「、、、俺の話、、、聞いてくれるか？」
A「、、、話、ですか？」
まさか、ジョンハン先輩が自分の話をしてくれるとは当然思ってもいなかった。
少し、嬉しかった。
ジョンハン「あぁ。」
A「私で良ければ、、、何でも話してください。」
ジョンハン「、、、ありがとう。」
あのジョンハン先輩に「ありがとう。」と、感謝されたこと。
初めて見た、弱くて優しい笑顔。
今、思えば、、、2人っきりでいること。
そんな状況が重なって、、、私の胸はすごく高鳴ってしまった。
A(ダメだよ！私！今は真剣に話を聞かなきゃ！)
そう言い聞かせ、鼓動が早くなるのを必死に抑えた。
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作者名：あーちゃん | 作成日時：2023年1月6日 1時
