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スングァン「、、、嘘だ、、、嘘だ、、、嘘だ、、、」
スングァン君はそればかりを繰り返して、大粒の涙を地面に落とした。
すると、、、
チャニがスングァン君に駆け寄り、無言でスングァン君の背中をさすった。
それがスングァン君にとって安心感があったのか、大声で泣き叫んだ、、、
スングァン「お、お前だっけ、は、、、絶対に！許さっ、ない！」
スングァン君は、嗚咽を吐きながらもジス先輩のことを鋭い目つきで睨んでそう言った。
色んな情報が頭に入ってきて何が"本当"で、何が"嘘"なのか、分からなくなってしまった。
それはきっと、みんなもそうだ。
ただ、スングァン君とジス先輩を見つめるしかないんだ。
このままでは何も進まないし、どちらを信じればいいか分からない。
と、思った時、、
ソクミン「僕が、言っていいか分かんないけど、、、ハンソル君はこんなこと望んでない。」
ソクミン君が申し訳なさそうにそう言った。
ソクミン「と、とにかく！、、、争うのはやめて、また、昨日と同じようにあの作戦をしようよ。それが1番、、、平和だよ。もう、嫌だよ。みんなで、、、こんな、こんな、、、。」
ソクミン君はまたあの作戦をしよう。と、言った。
確かに今は偶数人だし、実行できると言えばできる。
それ以前に、ソクミン君は相当な勇気を振り絞って言ったのだろう。
あんなに自分を責めていたのだから。
それが余計に切なくなって、、、
A「、、、うん。今度こそは成功させよう。」
スニョン「、、、そうだな。」
ジフン「、、、」
ミョンホ「もう、、、みんなにはジュンみたいになって欲しくない、、、から、きちんと確認しよう。」
ミンギュ「ソクミナが、言うなら、、、」
チャン「うん。僕も、ソクミナが言うなら。」
ソクミン「みんな、、、ありがとう。」
この場にいる全員は賛成だった、、、
けど、、
スングァン「、、、ちょっと待ってよ。」
スングァン君は立ち上がり、、、
スングァン「みんなはさ、、、分かんないんだよ。
"大切な人"が無くなった本当の痛みが。」
スングァン君は下を向いているが、拳を握りしめ消えるような声でそう言った。
声は震えていて、"誰か"を想いながらそう言っているようにも見えた、、、
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作者名：あーちゃん | 作成日時：2023年1月6日 1時
