人狼ゲーム〜魔の7日間〜 (ページ50)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:21,700 hit

② ページ50

みんなその音が鳴った方を見た。

ソクミン「、、、スングァン、、、？」

スングァン君がものすごい形相でこちらを見ていた。

拳を握りしめ、目には溢れんばかりの大粒の涙を含ませていた。

そして、ズンズンとこちらへ歩いて、ただ1人を見つめて、今にも殴りかかる勢いで、、、

ジス先輩の前に来て止まった。

そして、案の定ジス先輩を1発殴った。

あまりの出来事に誰も止めることなく、ただ呆然とその場の光景を見ていた。

そして、ようやく意識が戻ってきたのか、、、

スニョン「お、おい、、、スングァナ、、、何やってんだよ、、。」

チャン「スングァン、、、。」

そして、、、

スングァン君が口を開いた。

スングァン「お前、、、お前、、、この野郎。」

スングァン君の見たことの無い顔付きと言葉と驚きが隠せなかった。

それは、他のみんなもそうだった。

ジス先輩は余裕そうな顔でスングァン君を見下ろしていた。

スングァン「、、、お前が''ハンソルを殺した''そうだろ？」

スニョン「おい。それは、、、どうゆう事だよ。」

スングァン「、、、ジス先輩は''人狼''です。」

ジフン「、、、は？」

スングァン「、、、僕、、、''占い師''です。」

みんな信じられないといった表情でスングァン君を見ていた。

スングァン「僕、誰よりも早くに昨日の夜誰が死んだか見たんです、、、そした、ら、、、ハンソルだったので、今日の分を占いました。」

スングァン君はジス先輩を睨んで、

スングァン「僕は最初から、ジス先輩が疑わしかった。だから、ジス先輩を占ったんです。そしたら、、、''人狼''って文字が浮かんだんです。」

みんなスングァンの言葉に必死に耳を傾けていた。

スングァン「ハンソルは、、、ハンソルは、、、''村人''だっのに、、、死んだ。死んだんだ！お前が殺したんだ！ハンソルを！」

スングァン君はジス先輩の胸ぐらを掴んでそう言った。

誰がどう見てもスングァン君が嘘をついているようには見えなかった。

でも、、、

ジス「スングァン君？それって、何かの間違いじゃない？」

スングァン「は！？そんなわけない！！！」

そして、ジス先輩はスングァン君の前に''村人カード''を見せた。

スングァン「、、、は？何コレ、、、こんなの、、、こんなの嘘だ。嘘だ！」

スングァン君はジス先輩からその''村人カード''を取り上げ、地面に膝をつき、絶望の如く泣いていた。