2 ページ46
それから、ハンソルに肩を貸してもらいながら保健室に行った。
その道中もハンソルは僕の心配ばかりしてくれた。
《ここ痛いか？》《ああゆうのいつからされてた？》《また、なんかされたら俺に言えよ？》
そんなことされたら、誰だってその人のこと好きになるのは当然だ。
それから、あいつらは僕をいじめなくなった。
ハンソルは訴えろ。って言ってたけど、訴えたとこでどうにもならないし、、、それにもう思い出したくもないし、あいつらに関わりたくもないからしなかった。
そして、ハンソルと一緒に行動するようになった。
それからというもの、学校が初めて楽しいと思えるようにもなった。
ハンソルが僕にとって''ものすごく大切な人''になったんだ。
それは''今も変わらない''。
あの時、ハンソルが助けてくれたように、、、
今、こうして楽しく学校を通えるのは''ハンソルのおかげ''だから、、、
今度は''僕が助ける''よ！
スングァン「ねぇ。ハンソル。」
ハンソル「、、、何？」
ハンソルの声は、か細くて胸が痛かった。
スングァン「僕が！ハンソルは敵じゃないし、そんな事しない！って、証明してみせるよ！」
ハンソル「、、、え？」
スングァン「ハンソル、安心して。大丈夫だから。」
ハンソル「、、、うん。」
スングァン「僕、、、実は、、、
''占い師''なんだ。」
ハンソル「！！！、、、それは、本当か、、、？」
スングァン「うん。本当だよ。ハンソルのこと今日占って、敵じゃないことを証明するし、それにそんなことしないって分からせる！」
ハンソル「、、、スングァン。」
スングァン「うん？何？」
ハンソル「ありがとう。俺のために。」
ハンソルはようやく顔を上げてそう言った。
ハンソルは、、、涙を流しながら笑っていた。
スングァン「！！！、、、うん！うん！こっちこそ！ありがとう！ハンソルーーーー！！！(泣)」
ハンソルに思いっきり抱きついた。
ハンソル「ふっw。泣き虫なとこ、ほんと変わんねぇな。」
スングァン「だって！だってぇーーーー！ハンソルがぞんなごと言う、、、っ、、、か、からぁーーー(泣)！」
ハンソル「はいはい。ごめんごめん。笑」
ハンソルはそう言って僕の頭を撫でてくれた。
こんな、冴えなくて泣き虫な僕だけど、、、本当に最高な親友を持つことは出来たんだ。
〜スングァンside fin〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あーちゃん | 作成日時：2022年10月26日 21時
