人狼ゲーム〜魔の7日間〜 (ページ40)

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『じゃ！椅子消えるから！ほら、みんな立って！じゃあ、また明日ね！バイバーい！』

私たちが座っていた椅子が消え、機械の音が切れる音がした。

ミョンホ「ジュン！！！！嘘だって、嘘だって言ってよ！！！！ジュン！！！！」

ミョンホはその場に膝をついて泣き叫んでいた。

すごく胸が痛かった。

そして、同時に次ああなるのは私なんじゃないかと。

もしくは、ジュン先輩みたいになるのは私なんじゃないかと。

体の奥から震えているのが分かった。

そうなると、足ももちろん動かない。

今すぐ、ミョンホに駆けつけて寄り添ってあげたいのに、、、

それすら怖くてその場から動けずにいた。

それは、きっとみんなそう。

ミョンホを見つめては悲しい表情だったり、俯いたり、何も考えれないといった感じだった。

でも、決まって1人。

そうじゃない人がいる。

それは、、、

ジス「ねぇ。もう解散にしよ？」

この人は、どうしてこんなに平常でいられるんだろう。

まるで、、、

''誰かに操られている''みたいな。

目の奥に光がない。

笑ってるのに。

そして、みんなぞくぞくと家に帰ろうとしていた。

私も家に帰ろうとした時、、、

ジョンハン「おい。鈍感。22時になったら俺の家に来い。」

A「、、、え。」

ジョンハン「いいな？」

ジョンハン先輩はそれだけ言うと、そそくさと自分の家へと入っていった。

A(行けるかっての！こんな状況にもなって、心の整理もつかないのに、、、。ミョンホ、、、大丈夫かな。)

ふと、ミョンホの家の方を見ると、ウォヌが手を貸して中に入ろうとしていたところだった。

A(、、、ウォヌ。)

その姿を見て、2人の元へと駆け寄っていった。

A「はぁ。はぁ。はぁ、、、」

ミョンホ「A？、、、。」

A「ごめんね。、、、ごめんね、ミョンホ。」

ミョンホ「なんで、、、Aが謝るの。」

A「私、友達なのに、役立たずだし、、、あの時、寄り添ってあげれなかった。」

ミョンホ「、、、Aは悪くないよ。、、、大丈夫。いいよ。もう、''終わったこと''だから。」

そう言ったミョンホは全然大丈夫ではなくて、、、

それ以上、言う言葉がなかった。

そして、ミョンホは家の中に入り、ウォヌはそのまま自分の家へと帰ろうとしていた、、、。

A「ウォヌ、、、待って。」

そう言って、ウォヌの手を掴んだ。が、、、

振り払われた。