人狼ゲーム〜魔の7日間〜 (ページ39)

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ジス「でもさ。チャン君に票を入れちゃったのは事実じゃん？」

と、さっきまで平常心な顔で笑うだけで何も言ってこなかったジス先輩がそう言った。

スンチョル「どっちなんだ。ハンソル君。」

スングァン「ハンソルはそんな事しない！」

ジフン「スングァン。お前は黙ってろ。」

ハンソル「、、、。俺は、''ジュン先輩に入れろ''って言われました。」

ソクミン「なんで！僕はちゃんと''チャニって言った！''」

その場で繰り広げられる''嘘''か''真実''かの争い。

みんな本気の目をしていたから余計に訳が分からなくなって、、、

『ねぇー。誰が誰に投票したとかクソどーでもいいんだけどぉー。』

そして、その場が静寂に包まれる。

『それより、ジュン君！最後に言い残すことある？僕、優しいから時間はたっぷりあげるよ！なんてったって''死ぬ''からね！ww』

ジュン先輩はさっきから俯いたままだった。

そして、、、

ジュン「最後の言葉、、、あるよ？」

すると、ジュン先輩は立ち上がりミョンホの所まで歩いていった。

ミョンホ「ジュン、、、。」

ジュン「ミョンホや。僕の最初の友達になってくれてありがとう。」

ミョンホ「ジュン、、、？」

ジュン「、、、''勿忘草''。」

ミョンホ「！！！、、、」

ジュン先輩がそう言うと、ミョンホは涙を流した。

A(ミョンホが泣いてるとこ、、、初めて見た、、、。)

ジュン「今度、、、また、会えたらその時は必ず、必ず、、、育てようね。僕達で。」

ミョンホ「、、、うん、、、うん、、、ジュン。僕の方こそ、出会えてよかった。」

ジュン「うん。ふふっ笑。」

そして、ジュン先輩もミョンホを優しく見つめて涙を流していた。

ジュン「ミョンホ。、、、''僕を忘れないで''ね。」

ミョンホ「！！！、、、''忘れない''。''忘れるわけない''！」

ジュン「それが聞けたら安心だな。」

そして、ジュン先輩は立ち上がり、円状に座っている私たちの中心へと移動した。

ジュン「ねぇ。もういいよ。」

『もういいの？おっけー！じゃあ、ほいっ！』

すると、ジュン先輩に一筋の光がスポットライトのように降り注いだ。

ミョンホ「待って、、、待ってよ！」

ジュン「ミョンホ！またね。笑」

そう、優しく笑ったジュン先輩はとても儚くて、、、

ジュン先輩は次第に見えなくなって、、、

その光と共に夜空へと消えていった。