冒険の書186 ページ44
「何してんだ、おまえ。」
その声に顔をあげると、カミュが呆れたような細い目でこちらを見ていた。いや、眠いだけかも知れないが。
「えと、あの…チョーカー着けたまま寝てるから、危ないなあと…」
目を泳がせ、顔を背けて言うとカミュの手が私の両頬を覆いクイッと自分の方に向かせた。
「何でそんな体制になる必要がある？」
「横にシルビアとロウお祖父さんが…」
チラリと横を見ると、シルビアたちは先ほどと全く違うがこれまた凄い姿勢で寝ていたが、カミュ寄りではなくなっていた。
「あ、はは…」
無理矢理笑うが、その笑顔が引き攣っていたのかカミュは溜息を吐いて言った。
「あのなぁ…お前が今俺にしてること、わかってる？」
「え？」
「わかんねえの？……どんだけ鈍感なんだよ」
カミュは私の頬から手を離し、頭を掻いたかと思うとすぐに私の両手を掴んで言った。
「じゃあ教えてやるから。」
心の準備はいいか？と笑うカミュ。
「え、えちょっと待って！」
そこまで言われてやっと気づく。自分のさっきの行動を。私、カミュに床…！そこまで思考したところで、体が後ろに倒される。
あ、頭痛める…！と思い目をギュッと瞑るも痛みはこない。ということは…目を開けるとカミュの顔。
「………」
後頭部には温かい感触。恐らくカミュの手。左手はカミュのもう一つの手によって封じられており何もできない。
「こういうことだよ。わかったか？」
なんて色っぽく笑うから必要以上に照れてしまった。
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みかんのかわ(プロフ) - ルピさん» こちらこそありがとうございます！カミュカッコイイですよね、ドラクエキャラで一番好きです！ (2018年6月25日 15時) (
レス) id: be579e37bc (このIDを非表示/違反報告)
ルピ - 更新再開ありがとございます！私もDQXIカミュ大好きです！これからも応援してます！ (2018年6月25日 13時) (レス) id: 30b6ed0508 (このIDを非表示/違反報告)
みかんのかわ(プロフ) - 星咲夜空さん» ありがとうございます！こんな長い間放置していたのにお気に入りを外さないでいてくださって感謝です… (2018年6月24日 23時) (レス) id: a5c3499073 (このIDを非表示/違反報告)
みかんのかわ(プロフ) - カードキャプターさん» ありがとうございます！完結までまだまだですが頑張っていきたいと思います！ (2018年6月24日 23時) (レス) id: a5c3499073 (このIDを非表示/違反報告)
星咲夜空(プロフ) - 読者ならここにいます！更新再開ありがとうございます！受験も更新も頑張って下さい！ (2018年6月24日 20時) (レス) id: b950053151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかんのかわ(ﾟ∀ﾟゞ) | 作成日時：2017年8月20日 0時
