たんぽぽの綿毛 ページ42
チャンミンが日本に行ってから一週間
予定だとあと一週間で帰ってくることになってる
大学の講義が終わったら
今日は灰島さんのスタジオに遊びに行く事になってて
灰島さんに頼まれてる写真集のモデルの事は
まだ保留にしたままでちゃんと返事をしていなかったんだけど
灰島さんのスタジオがあるのはチャンミンのマンションとは反対方向で
あの家や私のマンションがある方と同じで
こっち方面の地下鉄に乗るのも久しぶりで
講義が終わったハナちゃんと途中から付いてきた亮司くんと３人で
一緒に灰島さんのスタジオに向かった
灰島さんのスタジオに行く前に差し入れを買って行こうって話になって
私たち３人はあの大きなショッピングセンターに向かった
ハナ「３人でこっちくるの、本当に久しぶりだね」
亮司「佐伯さあ、どこに帰ってるかわかんないけど・・あれからは？」
ハナ「あ〜〜〜〜Aちゃんの心配ばっかりして！私もあんたと居るだけで結構、睨まれることあるんだからね！」
A「あはは。亮司くんってちょっとしたアイドルみたいになっちゃってるね」
亮司「他人事みたいに言ってるけど・・・」
亮司くんが語尾を濁したけど
あの事件からこっち
最近、話題になってるウェディングのプロモーションのモデルが私だって
大学の中でも広まってきていて
時々、一緒に写真を撮って欲しいって頼まれることもあって
人違いだからって断ってはいるけどそろそろ隠せなくなってるのかもしれない
それならいっそのこと灰島さんの仕事を受けちゃえば？っていうのが
ジェジュンさん達の意見だったりするし、チャンミンも背中を押してくれたんだけど
自分に自信のない私は、まだ迷っていて
灰島さんに教えて貰った住所と目印の看板を頼りに
私たち３人は灰島さんのスタジオが入っているビルに辿り着いた
思っていたよりもずっと大きなそのビルにはいろんな事務所が入っていて
その中から灰島さんのスタジオの名前を見つけて私は灰島さんに電話をかけた
灰島「こんにちわ！今、スタッフに降りてもらうから」
携帯の向こうの灰島さんは今日も元気で明るくて
降りてきたスタッフの人に案内されて
私たち３人は灰島さんのスタジオのドアを開けた
風景よりも人物を撮ってることが多い灰島さんだけど
スタジオの奥の壁一面に広がっていたのはたんぽぽの綿毛の群生の写真で
窓から差し込む夕日を受けてやさしいオレンジに染まる
灰島「きれいでしょ、次はここで撮影する予定なの。」
そう言って優しく笑った
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はる - いつも楽しみにしています。2人を連れて行きたいとこって何処ですか？とても気になります。 (2018年11月2日 9時) (
レス) id: 57e60e4744 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - alexisさん» うふふ♪２人を連れて行きたい場所があるんです。妄想ですから（笑）楽しもうと思ってます。 (2018年10月31日 21時) (レス) id: 8931605da0 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - みかんさん» いっしょに日本に？？うふふ！チャンミン、、、ヒロインのご家族に会っちゃったりしますかー？？(^o^) (2018年10月31日 7時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - みかんさん» (^O^)/はーぃ、気長に待てますwww (2018年10月22日 22時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - alexisさん» なかなか更新できなくてごめんなさいね。気長にまっててくださいませ。少し足踏みしますけど・・。 (2018年10月19日 0時) (レス) id: 8931605da0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑 | 作成日時：2018年9月10日 23時
