キャンドル〜CM ページ48
Aが泣き止むまで僕はAを抱きしめた
時々、左手でAの髪を弄ぶ
髪・・伸びたかな
会っていない時間はほんの少しなのに
僕の除隊は２月の終わり
それまであと少し
それが終われば少しの休暇があって
でも直ぐに次の仕事が決まっていて
Aは新年になったら大学が始まるまでに一度日本に帰るという
年末に帰れなくなってしまった事をこっぴどく怒られたらしい
CM「飛行機は取ってるの？」
A「うん」
ソファーの横に置いたツリーに最後の飾り付けを一緒にしながら
僕はAの髪に触れる
A「・・・っと///」
直ぐに赤くなって照れ隠しで僕を少しだけ睨んでそこを離れると
キッチンの下の棚をごそごそし始めた
僕は散らかしたままになっていたテーブルを片づけて
汚したままのマグカップをシンクに運ぶ
CM「何やってんの？」
A「あった♪」
覗きこもうとしたらいきなり顔を上げて
棚の中から日本語が書いてある箱を出して
その箱の中からアロマキャンドルを出しては並べる
A「クリスマスに使おうと思って買ってたんだけど、チャンミンは休暇は年始までないって言ってたし・・・一応、帰ろうかって思ってたりしたから、使わないと思って片づけてた(笑)」
そうですね。一応、帰ろうとは思ってたんですよね。
僕も休暇はない予定だったし。
Aは取り出したキャンドルをツリーの周りに置いて
僕はそれに火を付ける
ゆらゆらと揺れるキャンドルの光をツリーの飾りが反射して優しく光る
A「温かいね・・キャンドル」
ソファーに少しもたれてフローリングに座ったまま
僕に寄りかかったAがキャンドルに手を伸ばす
その手に僕の手を重ねて
CM「温かいのはキャンドルだけですか？お？」
A「//////」
ってゆうか僕も照れるんですけど
Aから貰ったプレゼントの包を開けると中にはクッキーの詰まったガラスの瓶
CM「へ〜」
これ、焼いたんだ
顔を覗き込んだらいよいよ黙り込んでしまったA
僕は瓶の蓋をとって中から星の形のクッキーを取り出す
甘いレモンの匂い
昔、葵さんが東京のあの部屋で焼いてくれたことがある
甘いものはそんなに得意じゃないけど
CM「ん・・レモンですか？」
A「うん・・皮をすりおろして入れたんだけどね」
Aの右手の人差し指を見ると少し擦りむいたみたいになってて
CM「痛くない？」
その指にそっとキスをしようとしたその時
僕とAの携帯が同時に鳴った
ラッキーアイテム
革ベルト
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alexis(プロフ) - みかんさん» みかんさま♪最初からちょと読みながらポチッとしてきました♪ガラケーの時もポチッとしましたが、スマホにしたらまたポチッと出来るので♪本当に懐かしいヽ(；▽；)ノ 何度読んでも懐かしくて優しい切ないようなくすぐったい気持ちになりますねー本当に嬉しいです！ (2018年9月9日 8時) (
レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - ありがとうございます。ゆっくり始めます。。。もう少しまっててくださいね。 (2018年9月7日 1時) (レス) id: 8931605da0 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - みかんさん» お久しぶりです！お元気でしたか？(*´∀｀)戻ってきて下さって嬉しいです,゜.:。+゜ (2018年9月5日 23時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
memi(プロフ) - みかんさま……諦めずに待ってて良かったです。ありがとうございます。 (2018年9月5日 22時) (レス) id: 69a51b0405 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - alexisさん» ほんとうにごめんなさいね。。。ずっとログインできなくなってて、諦めて、やっと復活です。 (2018年9月5日 22時) (レス) id: 8931605da0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑 | 作成日時：2012年10月25日 21時
