落ち込んだ妹 ページ45
Aside
自分が学校に行きたがらなくても兄達は何も言わなかった。
リビングには当たり前のように朝食が置いてあったり。
今日は行けそうって思って制服で玄関に行ってもやっぱり無理...って時も家で勉強しようとか。
早く行け！って圧も無かったから本当に自然に学校に行こうかなって思った。
でも学校に来れても教室に行くのが怖くて...
だったら保健室行く？って先生が提案してくれた。
それだったらクラスの人と顔を合わせなくても大丈夫だからって。
行ってみたら居心地がすごく良かった。
授業でやったところを教科の先生が来て教えてくれたり...
別に教室にいかなくてもいいならこのままで良いのかなぁって思っていた。
友達「あっ、A〜！」
LINEで連絡を取っていた友だちが休み時間に保健室に来てくれた。
『Aいないとつまんない〜』とか色々言われた(笑)
「ん、ん...行けたらいくね！」
でも友達からのお誘いに頷く事が出来なかった。
ごめんねって思うばかり。
「はぁ...」
和「ほら可愛い顔が台無し〜」
ぷくって頬を触られてタコみたいに(笑)
家にいても思わずため息が出てしまってお兄ちゃんにいじられるっていう。
思わずその行動に笑ってしまう。
和「そう！それが一番だよ」
ギューッて抱き締められる。
周りから見たら『良い大人が』って言われちゃうかもだけど、自分の親代わりの人だから。
一つ一つの行動が嬉しい。
翔「ここは...こうやるの」
休日は翔兄とかに勉強を教えてくれたり。
「...こんな感じ？」
翔「そう！」
「やったー！」
明日は行こう明日こそって考えているだけ無駄な気がしてきてだったら無心で行けばいいや！って。
友達「A〜！おはよ〜！」
一緒に行っていた友達と一緒に行くことに。
無理して行かないって選択肢も有りだと思うんだ。
落ち込んだ妹 リク end
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作者名：Lima
| 作成日時：2020年1月1日 1時
