医者と病院きらいの妹part18 (ページ44)

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落ち込んだ妹ページ44

潤side

色んな意見があったけど数日入院して退院したA。

2日間家で休んで登校出来るよってなった時にあった事件。

「...休む？分かった」

起きる時間になってもなかなか起きてこなくて、様子を見に行ったらこんもりと膨れ上がった布団。

本人は起きているみたいだけど学校には行かないって。

智「分かった。様子見とくよ」

「助かるありがとう...」

俺だけリビングに戻ってきたらどうした？って雰囲気。

ワケを話したら智兄があとで聞いてくれるみたい。

行きたくなかったら無理して行かなくてもっていう我が家の教育方針。

和「...やっぱ家の方が良かったかな」

翔「いや、和の判断で間違っては無かったと思うよ。ほら、久しぶりに学校行くと緊張するじゃん」

入院じゃなくて家だったらとか色々考えてしまうみたい。

別に家に帰宅してきてもAの表情は暗くなかったし。

でも明日から学校行けるよって言った時はちょっと微笑んでいた感じ。

智「まぁまぁとりあえずさ...なんか分かったら連絡するから！ね？ほら食べて！」

その言葉に頷く。

＊

智side

A「恥ずかしくて....なんか...」

みんな出勤してのんびりとしていた時Aがリビングに来た。

ご飯を食べるかと思ったらソファーに座っていたボクの隣に座って頭を肩に預けた。

なにも言わずに頭を撫でていたら少しずつ話を始めた。

「じゃ、行きたくなったら行こうか！(笑)」

学校で吐いた時にみんなに見られていたのが恥ずかしかったみたい。

周りの考えとか視線が気になる年頃だし。

登校して色々言われるよりは少し落ち着いてからの方が良い。

A「...りがとう...智兄...」

「...ふふ」

目眩も心配だったんだけど全然無いみたいでさ。

ストレスだったのかなって。

ゆっくり生活していたら自然と学校に行きたくなると思うから。