心のかさぶた リク ページ12
雅紀side
『○○区では女子生徒が。○○市では会社員の女性が...』
テレビで流れる不審者情報。
暑い時期になると何故か多い不審者。
今回もそんな事件かと思っていた。
でも少し特殊でさ...
犯人が捕まっていない。
それも不審者情報が自分達が住んでいる地域周辺。
ストーカーされた人達はみんな何かしら怪我していて...
酷い方だとまだ意識が戻っていないらしく。
中々の恐怖感。
潤「真昼間の事件もあれば、深夜もね...」
なんか物騒だねって。
今日も駅前や家周辺でもパトカーが結構いてさ。
こっちまでドキドキしてくる。
潤「Aには言ったの？なんかあってからじゃさ...」
「智兄と翔兄が強く言ってたよ...金掛かってもいいからタクシー！とかね...まぁ、A駅から1人だから二人ともピリピリしているわけ。」
乗っている電車な友達が数人いるけど最寄りで降りるのはA1人。
駅前は栄えているから人通りは多いから心配ないんだけど、1歩道入ると閑静な...感じだから人が一気に減る。
そういったところって事件が起きそうだから、上二人はタクシー使えって言ってるんだと思うよ多分。
過保護？いやぁー
どうなんだろ、やっぱ過保護かな？
潤「ってさ、今日ってA部活かなり長いんだっけ？遅れるならLINE来るよね？」
スマホで時間を確認するともう少しで7時半過ぎるくらい。
「...電車遅れてるかもよ？ほら、駅着く瞬間止まったとかさ...」
いつもなら7時前には帰宅するけど、今日は何故か遅く感じる。
「なぁに、潤ちゃん...そんな表情しないでよ。怖いよ？」
潤「雅兄だってなんか思ってるんじゃないの？
さっきのニュース観たら色々考えになるじゃん。」
やめてよそんな話題...
「とにかくさ、電話してみたら？出なくても何かしら反応ありそうじゃない？」
そうだねって潤が言って電話をし始めた。
別に出なくても着信があることで、折り返しくるかも...って。
･
潤「やっぱおかしいって...ね、思わないの？」
時刻はもう少しで9時。
さすがに中学生がこの時間まで帰宅しないのはさすがに...
「あっ、まって...智兄から。」
誰かしらに連絡入れて、警察に..って思っていたら智兄から着信が。
「えっ、まって...どういうことそれ。Aが...？」
智兄との会話に不安そうな表情をする潤。
「...分かったすぐ行く。」
「Aが搬送されて来たって、ナイフで刺されて...」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1376人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Lima
| 作成日時：2019年8月24日 23時
