~MY treasure ~ (ページ19)

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じゅうなな　ハルトside ページ19

ハルトside

寝れなかった。いやちょっとは寝たけど。
いつもより全然寝つきも悪かったし、時間も短い。

なんのせいかはわかってる。昨日のせいだ。
昨日のことと、あの子のせい。

ハルト「あー、おれどうしちゃったんだ、」

そうするとヨシくんが起きてきた。
あれ？いつもよりめちゃくちゃ早いな。そう思い声をかけた。

びっくりしたような顔をしていた。
ヨシくんも昨日寝れなかったらしい。きっと昨日のせいだろうな。

ハルト「…ヨシくん今日予定ある？」

ないとの回答だったのでこの前のカフェに誘った。
なんか、俺があの子に会いたいとか思われてたらどうしようとか思ってちょっと恥ずかしくなった。

いや、それはちょっと正解なんだけど…

ヨシくんも少し驚いた顔をしてたけど了承してくれた。
そうだよね、俺がこんな誘い方するなんて珍しい。
気になってるってバラしてるようなもんだ。

また恥ずかしくなってすぐその場を離れた。

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柄にもなく髪の毛のセットまでしてきた。
あんまりガチガチだとあれだから、軽く。

カフェにはすぐついた。

入る前にジョンファンがジ○リとかいうから面白くて笑ってしまった。

入るとコーヒーのいい匂いとパンの焼ける匂いがした。
カウンターの中にはあの子。あれ、今日も1人？

ジョンファンやヒョンたちがあの子に声をかけるけど俺はちょっと緊張してて、それどころじゃなかった。

変だな、変すぎる。自分が。どうしちゃったんだよ。

ハルト「先に注文したらいいですか？」

やっと声を出したけど、前を見るとぽけーっとして立っている彼女。

ふはっ笑笑なんだその顔笑笑。
緊張してた自分が何故か馬鹿らしくなった。

ハルト「おーい？」

と彼女の顔の前で手を振ると、驚いた顔で何度もお辞儀をするからまた笑ってしまった。

ハルト「いや、いいですけど笑笑」

可愛いな、そう思った。

彼女から先に席に座るように言われ皆んな席に着いた。1人を除いて。

ヨシくんが彼女と何かを話していた。
横でヒョンとマンネがピーチク話してたけどそんなものは耳に入らなかった。

神経は全部あっちに向いていた。

その時気づいたんだ。
あーーー、おれ、あの子のことが気になってるんだなってことが。