~MY treasure ~

いち ページ2

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A「はぁ、今日も暇だなあ」




店長 「ちょっと！あんたそんなことばっか言ってないで、今にお客さんバカスカ来ても知らないわよ！！」




A 「なんですかそれ(笑)」





私は韓国の個人経営カフェでバイトをしている日本人だ。
夢を叶えるため、語学留学に来ている。




この人は私のバイト先の店長さん。



男の人なんだけどちょっとオネエな感じで面白くて優しい。
そして韓国語もあまり上手じゃないこんな私を雇ってくれてる、本当にいい人。






　「〜♪」





あ、この曲。
何回も有線で流れるから覚えちゃったな〜


この時間帯にぴったりな、夕焼けのような曲。






店長 「ちょっとA〜！ゴミ出してきて〜！」





A 「はぁーい！今行きます！」





韓国に来てから何ヶ月か経って、ようやくここの暮らしにも一人暮らしにも慣れてきたところだ。




A 「よいしょっ、と」





？？ 「あれーー？？」





？？ 「どしたヨシくん」





？？ 「なんか閉まってるっぽい」







え…？？


聞き馴染みのある言語が耳に飛び込んできたからびっくりした。


　




？？ 「一昨日は開いてたのになーー」





A 「…あの〜」






？？ 「あ、え、日本の方？？」







A 「あ、はい。あの、そこ昨日閉店したんです」






？？ 「え！？マジですか！？」






A(うわぁ、みんな背が高いし顔もかっこいいな……
普通に韓国人かと思った…)







？？ 「えー、割と気に入ってたのにな」







？？ 「おれもー、ここでアメリカーノ買って練習行くのルーティーンだったのにな」






？？「確かに(笑)ヨシくんとジュンギュヒョン割とここ気に入ってましたよね」






A (韓国語と日本語が入り混じってる…練習ってなんだろう…？)








疑問に思いつつも、いつまでもここにいるわけにはいかないので




A 「じゃあ、これで失礼します！あの、私もカフェの店員やってまして……すぐそこなんでよかったらいつかいらして下さい！小さいカフェですが(笑)」


と言ってその場をさった。






店長に小さいカフェって言ったことがバレたら怒られそうだけど(笑)


宣伝はしといたからね！！！！！

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