はじめまして、私 (ページ3)

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「もうすっごい気まずかったんだから！ほんとに！」

『はいはい、で？久しぶりに作ったハンバーグはどうでした？』

「……今度伝授して頂けませんか…」

昨日の事を何となく掻い摘んで親友の結芽に話すと、アンタは色んな所で巻き込まれるねぇ、ほんと…なんてため息混じりに言われる。

う…ごもっともです…

しかもあの後あんなに楽しみにしていた豆腐ハンバーグは豆腐の割合が多すぎたのかほぼ豆腐の味しかしなかった。…やっぱ料理の才能無いのか私…

『あのね、Aはやれば出来るんだからそんな落ち込まないの！私が伝授してやるから任せなさい！！』

「ありがとぉ結芽ぇ…頑張る、目指せ女子力！！」

樹『2人とも何話してんの〜？』

「あ、樹くんやほー」

樹『やほー』

結芽『あ！樹！今女子トーク中だから！入ってこないで♡』

樹『え、ちょー楽しそうじゃん入れてよ〜♡』

高『樹語尾に♡付いてんぞ。おはよ、Aさん、、高梨さん』

「おは、コーチ。今日も元気に刈り上げてんね」

高『でしょ？調子いいんだよね、今日の刈り上げ』

結芽『あ！コーチ手先器用じゃん。コーチも料理とかしないの？』

樹『あ、何。お前ら料理すんの？その話？』

高『全くしない訳じゃないけど…まじ簡単なのしかしないよ俺』

「いや昨日豆腐ハンバーグ作ったんだけどさぁ、ガチ豆腐だった」

樹『いやハンバーグどこ行ったんだよ』

「いやもう、ほんとただでさえ料理しないのに急に難易度高いのに挑戦するなっていう思し召しだよね。多分。」

コーチの簡単なのっていう発言からもう料理出来るやつって感じする。腹立つ。

いやしらねーよ！！！なんてケラケラ笑う高地。