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ひときり ページ1
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ハンター試験を受けようと思ったのは、ほんの出来心だったんだ。
ただ街をフラフラ歩いていたら、ハンター試験について話している人達がいて。
かなり難しいって聞いたから、暇してる私には丁度いいかなぁ、なんて考えて。
だから別に、貴方に出会うのが目的でも何でもなかった。
ねぇ、分かるかい？これは運命なんだよ。
貴方は赤い糸を信じていないかもしれないけれど、私は信じているからはっきり言う。
これは運命なのだ。
私の小指と貴方の小指を繋ぐ、この血濡れた糸が見えるかい？
誰にも切らせはしないよ。
この運命の糸を切る者がいるとすれば、それは確実に私だろう。＿＿＿＿＿
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作者名：川汁ノーム | 作成日時：2019年1月10日 16時
