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ないん ページ10
学校を出て少しの間沈黙だった
それを破ったのは優しい優しい御兄ちゃん
「 … 学校 、楽しい ?」
私が学校で何があったかを一番知っているから
いつも心配をしてくれている
その質問に私はこう答える
「楽しいよ !! 、まふくんやかなちゃん 、それに翔太御兄ちゃんが居るし !!」
その言葉に安心したのか 、頬を緩ませていた
それに私は釣られる
「良かった」
私の頭をそっと撫でてくれる
お母さんや兄とかも時々撫でてくれるけど
やっぱり翔太御兄ちゃんが一番落ち着く
ちなみに翔太御兄ちゃん一家とは私一家と結構仲良しで
親同士も仲良く 、上の人同士も仲良く 、下の子同士も仲良く
私達も仲良し
こう言うのは中々無いものでしょ
「ん ｰｰ 、翔太御兄ちゃん大好き」
ぎゅ ｯ と抱き着くと抱き返してくれる
そんな優しい翔太御兄ちゃんが昔から好き
恋愛的意識は全く無いので誤解はしないで欲しい
「俺もAが大好き !」
こんな姿 、親に見られたらどんな顔をされるか
絶対誤解されるな 。何て思っちゃって
でも何故か 、それはそれでいいかな
何て 、心の何処かで思ったり
上と下は同性だけど
私達は異性
親に普通に好きって言ったら
間違い無く勘違いされる
何故か私はそれでも良いよね 。って
思っちゃうんだ
どうしてかは分からない
好きなのかな
そう薄々自分の心に感付いても
また無視をしてしまう
だって 、離れるのが怖いから ＿＿＿
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作者名：彩咲_arisa | 作者ホームページ：
作成日時：2017年10月28日 12時
