ふぁいぶ ページ6
御弁当を食べていたら女の人が来た
私達は少ししか動かない
若干私は睨まれた
何故だか自分では分からない
この学校 、格好いいとか可愛いとか少ないからなぁ …
良く見るとその人は学校の ﾏﾄﾞﾝﾅ 様
顔色の異変は無いが 、吐き気があるらしい
私は黙々と食べて行く
すると急に翔太御兄ちゃんが話し掛けて来た
「彼奴 .. 何か別の意味でやばい気がする 。どう思う ?」
話の意味が一瞬理解出来なかった
でも再び ﾏﾄﾞﾝﾅ 様を見たら意味を理解した
「 … 私もそう思う 。って言うか可笑しい」
見詰めて居たら目が合った
半端なく睨まれました
その性格さえ無ければ翔太御兄ちゃんが好きそうな気がする
そんな事を考えて居たら教室に戻って行った
「怖ぇ … 」
小さく言った声は翔太御兄ちゃんには聞こえていたそうで
頭を撫でてくれた
「大丈夫 。何かあったらまた守るから」
親よりも優しく 、安心感あって ……
温もりも感じられる
私は弱い 。だから相談するのも難しい
そ れ を 理 解 し た 上 で 言 っ て る 事 ?
思わず嫌いな自分が出る
ひねくれ者 …… こんな自分は嫌いだ
いつの間にか私は暗い顔をしていた様で
“ 大丈夫 „ と抱き寄せられ頭を撫でながら繰り返し言ってくれた
「もう一人じゃないんだよ ? 。僕達だって学校ある度にAちゃんの顔見てるから 、異変にも気付くし .. 」
わざわざ目線を合わせて話してくれる
「そうそう 。俺だって担任 。御前が何されてるとか 、椎名から聞いてるし」
椎名君 .. ?
まさか椎名君の名前が出て来るとは思わなかった
ｸﾗｽ で何があるか .. 生徒では椎名君が一番知っている
でもまさかかなちゃんに言っているとは ……
＿＿ 良い先生と出会ったな
良い幼馴染を持ったな ＿＿
そう思ったら自然と涙が出て来た
優しい声と言葉
仕草と温もりを感じて
楽しくて安心させて貰った時間を過ごしました
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作者名：彩咲_arisa | 作者ホームページ：
作成日時：2017年10月28日 12時
