【七つの大罪】私の恋人は大罪人の色欲の罪のゴウセルっ！Part13【ゴウセル】 (ページ44)

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まるごと潰しちまった町ページ44

貴女side

ドルイドの地を離れた少ししてからのこと…変なビラを見つけた。

文字通り変なビラだ。

メリオダス「近日バイゼルにて大喧嘩祭りを開催。尚、優勝者には“いかなる望みも叶える”権利を与える…？」

エリザベス「バイゼル…！」

ホーク「ディアンヌがまるごと潰しちまった町か」

貴女「まるごと！？」

町をまるごと潰すとか流石巨人族やることと規模が凄(す)まじい。私がまだいない時にそんなことがあったんだ。

というかどうやって潰したの…

神器で吹っ飛ばしたのかな？

メリオダス「なんとも魅惑的な優勝商品じゃないの」

ハウザー「いやいやぜったい怪しいだろうよ！！」

貴女「確かに怪しい…そもそも魔神がビラ配りする時点でおかしい。」

それに罠の可能性も十分にあるけど、
団長はあまりに気にしていないように見える。

ていうか魔神でビラ配りってよく思いついたよね。効率は良いと思う…

ホーク「メリオダス！どう考えても」

ヘンドリクセン「どう考えても罠です！！」

ホーク「俺の台詞取んなよ！！」

貴女「落ち着いてホーク…」

落ち着かせるためにホークの頭を撫でるがそれでも落ち着かないらしい。

プゴープゴーと言っている。

メリオダス「さてさてさーて…」

罠だと思いつつも私も“お祭り”というワードに正直惹かれる。

メリオダス「エスカノールの反応もまた消えちまったし、ちょっと寄ってみるか」

ヘンドリクセン「ほ…本気ですか？それとも何か策が！？」

メリオダス「うんにゃ！面白そうだから！！」

貴女「そう言うと思った…」

ここで引くのは団長らしくない。

相変わらずの通常運転だ。

主催は魔神族で具体的なお祭りの内容も分かってない。

気を引き締めないと…

ゴウセル「いざバイゼル大喧嘩祭りへ…失われし物を求めて我は行かん！！」

貴女「いぇーいっ！！」

ゴウセルが指を指した方向と同じ方向を指した。

アーサー「ゴ…ゴウセルさん？Aさん？きゅ…急にどうされました？」

メリオダス「心配いらねぇよ。あいつらはいつもどうかしてるから」

ゴウセル「“失われし秘宝”という本の一節だ。面白いぞ。後で貸してやろう」

アーサー「は…はい。では是非」

ゴウセル「ワハハハハハハ」