【七つの大罪】私の恋人は大罪人の色欲の罪のゴウセルっ！Part13【ゴウセル】 (ページ30)

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また会えたらいいな。ページ30

貴女side

静かにたたず(佇)む原初の大樹

私は大樹に手を添えて額を当てた。

貴女「前世の私をずっと守っていてくれてありがとうございます。行ってきます」

そう言って大樹から離れると優しい風に包まれた。「私に頑張れ」と言ってくれているのかもしれない。それがなんだか嬉しかった。

それに次ここに来るのはいつか分からない。

死んでいるかもしれないし、生きているのかもしれない。

“絶対”っていう約束は出来ない。

だから、また会えたらいいなと祈る。

貴女「ありがとう。ジャスティお兄ちゃん」

ジャスティ「もう、大丈夫か？」

私が頷くと…

ディアン「じゃあ行こう」

貴女「うん。」

さっき門の前に立つ。今度こそ、ドルイドの地に戻る。

貴女「しばらく会えないのかな？」

ディアン「どうだろうね…」

ジャスティ「何だかんだですぐ会えたりなんてことも有り得るぞ」

貴女「それはきっと私達がピンチになった時だね。私、お兄ちゃん達のこと頼りにしてるから」

「プレッシャーかかるなあ」「やめてくれ」とお兄ちゃん達は苦笑いをした。

門へ向かって私は歩き出す。

これからの戦いはきっと激しくなるだろう。

でも、私は出来ることを精一杯する。

みんなを守るために…

門をくぐる直前にくるっと振り返って笑顔でお兄ちゃん達に言った。

貴女「行ってきます！」

ジャスティお兄ちゃんは少し口元を緩めて手を少し上げ、ディアンお兄ちゃんは優しい笑みで手を振って見送ってくれた。