【七つの大罪】私の恋人は大罪人の色欲の罪のゴウセルっ！Part13【ゴウセル】 (ページ27)

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私の大切な子供なんだから… ページ27

貴女side

母「どうして？」

ジャスティ「どうしてって何でも知ってるし、俺達が気づいてないことも全部答えてくれる。」

母「何でもは知ってないわよマーリンより知識は劣っているし…でも貴方達ことは分かるに決まってるわ。私の大切な子供達なんだから…」

一口飲んでティーカップをお皿に置いた母様は手をティーカップから離した瞬間に場の空気が少し変わった気がした。

母「さっきの原初の大樹の話の続きよ。改めて聞くわ。A、あの子に会ったんでしょ？」

貴女「あの子…」

前世の私のことを言っている。

静かに私が頷くと…

母「あの子はずっと原初の大樹の元にいた。大樹にいるあの子へ何度も声を掛けた。けれど何も応えてくれなかった。

どうしても理由を知りたくて、何とかしてやっと大樹の中で眠るあの子の魔力の記憶を辿った。どうして眠りから醒めないかよく分かった。

それはあの子の“最期の祈り”

“もし、生まれ変わったら私はどんな形であれ、その子の力になりたい。”

この祈りを原初の大樹が叶えていた。その時に分かったの「目覚める時はきっともっと先、それまで待とう」って大切な子供の祈りの邪魔をする訳にはいかないからね。」

ディアン「大切な子供…」

母「そうよ。三人とも私の大切な子供達。
心の底から愛してるわ。私の宝物よ」

大切な子供…

その言葉に何だかちょっと恥ずかしくてでもとても嬉しくなった。

お兄ちゃん達も私と似たリアクションをしている。

母様はその私達の表情を見て嬉しそうだった。