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白と黒と灰色と 3 ページ7

「ねぇ、Aさんってこの辺に住んでるの?」


何も頼まないのは流石に悪いと思い、メニューを見る私にコナン君がそう言った。


もしかして私、変なことして疑われてるとか。


とも思ったが安室さんはカウンターで普通に作業してるし、コナン君も特に怪しんでる様子もなさそうだ。

強いていうなら心配の意が見え隠れしている様に思うかな?


『どうしてそう思ったの?』


質問に対して質問で返せば、コナン君が待ってましたと言わんばかりににっこりと笑った。

アニメでよく見た表情。

謎を解くときによく見せる笑顔。

実際に見てみると思った以上に子供離れした笑顔だなぁ。これ見て小学生とは思わないよ、たぶん。


「だってAさん、服装はキッチリとした服で固めてるのに、電話も見ないし誰かと待ち合わせしてるわけでもないでしょ?それに」


コナン君の視線が私の持つバッグに移る。


「遠くから来てたらそんなに荷物が少ないわけ無いもんね!」


おっしゃる通りです。
まぁ実際問題、ご近所さんだけど。

当たってるだろ?と言わんばかりの不適な笑みに思わず苦笑いが溢れる。

ふと気づくと、一連の会話を聞いていたのか、いつの間にかカウンターに片腕をつきながら安室さんも参加していた。



『はは、ボウヤ良く分かったね。確かに家はすぐそこだよ』


「えへへー」


なにこの天使。


なんてテンションが上がるのを抑えながら顔をあげると、そこに安室さんの顔があった。

向こうも見ていたのか視線が合う。


にっこりと笑った安室さんの顔に、自分の顔が赤くなるのがわかる。


やばい、これめっちゃ恥ずかしい。


メニューでにやける口元を隠しつつ、目をそらして『アイスティーをお願いします』と言えば、さっきよりも柔らかい笑顔で返事をしてくれた。

幸せすぎて死ぬかもしれない。


『あぁ、なにこの空間。幸せすぎる…』


そう呟いた言葉は誰にも聞かれることなく、喫茶店内の生活音にかき消された。

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白菜(プロフ) - まいさん» もったいないお言葉感謝いたします…!更新の目処がたちましたのでまた徐々に更新していく所存でございます!まだ少しの興味がありましたら見ていただけると幸いです! (2019年12月31日 3時) (レス) id: 3f17e2e286 (このIDを非表示/違反報告)
白菜(プロフ) - 世恋さん» ひぇ、更新してなくて誠に申し訳ない限りです。また更新再開していく予定ですのでのんびりお待ちしていただけると嬉しいです! (2019年12月31日 3時) (レス) id: 3f17e2e286 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - とても面白くて続きが気になります。また更新されるのを楽しみに待ってます(^^) (2019年8月4日 23時) (レス) id: a6e5e5f5e4 (このIDを非表示/違反報告)
世恋(プロフ) - とても面白いです!更新頑張ってください!! (2019年5月21日 10時) (レス) id: 2be61dc08d (このIDを非表示/違反報告)
白菜(プロフ) - 杏さん» 閲覧有難うございます!文才なんて本当に無いんですが、皆さんにも出来るだけ雰囲気が伝えられるように頑張って書いていますので誉めてもらえて本当に嬉しいです!あむぬいばかりが転売されてる現状がとても悲しいですね… これからもこの作品を宜しくお願い致します! (2018年6月17日 23時) (レス) id: 3f17e2e286 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白菜 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年4月23日 22時

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