少女と帰還 ページ41
No side
「んぅぉ〜……………！！！ ぉおーだーさーくー！！！！！！ たでーまぁぁぁー！！！！」
「お帰り、云和麗。楽しかったか？」
電車から降りた云和麗は、待っていた織田作に飛び付いた。
異能によりそれを前知していた織田作はしっかりと身構え、云和麗の突進を受け止める。
その後ろから、若干ツヤツヤした立原も電車を降りる。
紅葉も続き、電車は出発した。
「はぁ〜っ！！ やっぱ織田作がええわぁ〜！ ん〜！！」
言葉にならない気持ちをぶつけるように、云和麗は織田作に頭を擦りつける。
紅葉はいつの間にやら姿を消し、立原もまた姿を消した。
安吾や太宰も到着し、云和麗の笑顔が弾ける。
「安吾、だざぁさん！！ 久しぶりぃ！ 元気か？」
織田作から離れ、今度はその二人に飛びつく云和麗。
二人は織田作のように身構える事が出来ず、思い切り後ろにひっくり返った。
すかさず怒ろうとした安吾と太宰だったが、云和麗の余りに無邪気な笑顔に釣られて笑顔に。
安吾は云和麗の頭をそっと撫で、ふわりと微笑んだ。
「ん……ぅ…………」
云和麗は目を閉じ、何かに堪えるように身体をよじった。
それが不快であるかのように、彼女は二人の上から退いた。
そのままフラフラと後退し、織田作に背中を預ける。
云和麗のこめかみから、一筋赤い何かが垂れ落ちた。
太宰が弾かれたように起き上がり、懐から手布を取り出す。
そっとこめかみに添えると、白い手布が赤く染まった。
「之は………あの時と同じだ。例のマフィアと接触したときと同じ。云和麗に外傷は有り得ない。安吾、さっきの行動に心当たりは？」
ありません、と首を振る安吾を、太宰はちらりと見てから云和麗に向き直った。
云和麗は苦しそうに下を見、唇を噛み締めている。
織田作は動けずに黙っていた。
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新マカロニ(プロフ) - みみ@こたぬきさん» はいー！ありがとうございます！お褒めいただき光栄です！みみ＠こたぬきさんに幸あれ！！ (2018年12月22日 13時) (
レス) id: 803b2655e5 (このIDを非表示/違反報告)
みみ@こたぬき - おもろ!!どしてこんな文才あるん??まじ羨ましいわー!!更新頑張ってな。楽しみにしとる〜 (2018年12月22日 13時) (レス) id: 3a7b075e71 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅＠そらなー - 新マカロニさん» おｋ、おｋ！みたぜ！ (2018年11月3日 20時) (レス) id: 376d1601f9 (このIDを非表示/違反報告)
新マカロニ(プロフ) - 桜餅＠そらなーさん» 落ち着け餅よ。そして合作を本始動するぞい。詳しいことは更新した「神ミス重」にどぞ (2018年11月3日 14時) (レス) id: 803b2655e5 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅＠そらなー - そらるさんとまふちゃんの最後がすこ。まふって、ああああああ(( (2018年10月13日 15時) (レス) id: 376d1601f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：新マカロニ | 作成日時：2018年7月24日 16時
