四話 ページ5
綾乃
ぼけっと過去の事を思い出す｡
過去と言っても､ヘドロの奴は10ヶ月くらい前のもので､過去というにはまだ時間が経っていない｡
緑谷さんとオールマイトに点いては何時か話そう｡
膝の上の先生はゴロゴロと喉を鳴らして寛いでいる｡
此処は探偵社｡
福沢さんと出会ってからもう6年､夏目様と出会ってから8年も経とうとしている｡
最近は大きな事件もなく､相棒の与謝野先生と長閑な日々を過ごしている｡
といっても､人喰い虎の捕縛依頼など少し物騒な依頼もあったが､先日虎に変化する異能力を持った少年を太宰さんと国木田さんが保護し､無事に入社した｡
回想ー
与「なんだい､怪我人は無しかい？」
与謝野晶子＿異能力「君死給勿」
江「遣るようになったじゃないか太宰｡僕には到底及ばないけどね！」
江戸川乱歩＿異能力「超推理」
宮「でもどうするんですかその人｡自覚は無かった訳でしょう？」
宮沢賢治＿異能力「雨ニモ負ケズ」
国「どうする太宰､一応区の災害指定猛獣だぞ｡」
国木田独歩＿異能力「独歩吟客」
『貴方の事ですから､どうせとんでもないことでも考えて居るのでしょう？』
夏目綾乃＿異能力「綾取り遊戯」
太「流石は綾乃ちゃん！そうさ､実はもう決めてある｡」
太宰治＿異能力「人間失格」
太「うちの社員にする！」
全「「「「『はぁ！？』」」」」
終了ー
うん､あれはとんでもない提案だった｡
あの人らしいけど｡
敦「あのう､綾乃ちゃん､社長が呼んでるよ？」
急に耳元から敦さんの声がきこえた。
『ひゃん！わかりましたぁ！』
椅子がガタガタと慌ただしい音を立てる｡
敦さんにお礼を言って､社長室に走る｡
一回開いてない扉に頭を思い切りぶつけて国木田さんに叱られた｡
社長室に飛び込むと､足が縺れて盛大に地面とキスをした｡
福「大丈夫か綾乃！」
社長が駆け寄ってきて､立ち上がらせてくれる｡
ハズカシイ………｡
社長が椅子に戻り､私が机の前に立つと社長がお話を開始した｡
簡単に纏めると､ある依頼が探偵社に来ているらしく､私にそれを受けてほしいとの事｡
『社長､その依頼というのは？』
依頼について聞くと､社長は小さく咳をしてこう言った｡
福「お前には雄英の生徒として入学してもらう｡」
『………わんもあぷりーず？』
一瞬言葉の意味が分からずぽかんとする｡
が､意味が分かって変な台詞を言ってしまった｡
待て､それは依頼では無くて社長か夏目様の願望では？
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まむまむ(プロフ) - 更新有難うございます！楽しみに待ってた甲斐がありました！ (2018年7月27日 14時) (
レス) id: 0e07c2f705 (このIDを非表示/違反報告)
モルカ(プロフ) - 更新お待ちしておりました!!続き待ってます(＾∇＾) (2018年7月27日 13時) (レス) id: 35de75094a (このIDを非表示/違反報告)
まむまむ(プロフ) - 続き待ってます！ (2018年7月17日 20時) (レス) id: 0e07c2f705 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんかん(プロフ) - 椿さん» 可愛いですよねぇ｡私でも何でこんな可愛い子が書けるのだろうと不思議です｡更新､頑張ります！ (2018年1月28日 19時) (レス) id: 803b2655e5 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 綾乃ちゃん、めっちゃかわいいw嫁にほしいっすね。いゃ本当に。次回の更新も、楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2018年1月28日 18時) (レス) id: e69fa0a1e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんかん | 作成日時：2018年1月13日 18時
