十話 ページ12
相澤
楽しそうに猫と戯れる綾乃｡
止めようとしたが福沢さんに「赦してやってくれ｡」と言われて思い留まる｡
先生と呼んだ猫を抱き上げ､自分の席である轟の後ろの席に座る｡
福沢さんはいつの間にか居なくなっており､些か不安になる｡
でもそんな不安も無用だった｡
あっという間に轟と仲良くなり､爆豪の髪を弄くりまわしていた｡
『ふぁぁ､以外とふわふわのさらさらです！爆豪さん､どんなお手入れをされてるんですか？』
爆「何もしてねぇよ､さわんな！///」
轟「おい､俺の髪は褒めてくれねぇのか？」
『え？あぁ！轟さんもさらさらです！』
轟の髪にも触って楽しそうに褒める｡
あいつは男の髪に触ることに違和感とか嫌悪感とか危機感とか無いのか？
そんな事を考えながら体育祭について話を進める｡
にしても､可愛いな……｡
って､何考えてんだ俺！
「以上､次は英語だからな｡遅れずに行けよ！」
ぞろぞろと部屋から出ていく生徒たち｡
ちょっと頭冷やすか……｡
切島side
綾乃は前と後ろの席の爆豪､轟と仲良くなった｡
でも､なんかモヤモヤする｡
俺もあいつと話してぇ！
じいっと綾乃を見ていると､こっちに気付いて駆け寄ってきた｡
『あの､私の顔に何かついてますか？ちゃんと顔は洗って来たんですが……真逆､隈！？』
アワアワと自分の顔をぺたぺた触る綾乃｡
可愛い｡
「あっ､いやその……俺､切島鋭児郎！個性は硬化だ！よろしくな､綾乃！」
あっ､勢いで呼び捨てしちまった！
ダメだ､これは嫌われた｡
ずーん､と落ち込んでいると
『切島さんですね！よろしくです！あ､名前で呼んでくださりありがとうございます！そのままで良いですから！』
と､手を握られた｡
『あの､英語の教室って何処ですか？私わかんなくて……｡』
もうやばいくらい可愛い｡
俺は握られた手を握り返し､笑った｡
「案内してやるよ！」
綾乃も笑う｡
なんだ､こいつは｡
にへっと笑う綾乃は幼児のまま大きくなったんじゃねえかっていうくらい純粋さの塊に見えた｡
可愛い｡
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まむまむ(プロフ) - 更新有難うございます！楽しみに待ってた甲斐がありました！ (2018年7月27日 14時) (
レス) id: 0e07c2f705 (このIDを非表示/違反報告)
モルカ(プロフ) - 更新お待ちしておりました!!続き待ってます(＾∇＾) (2018年7月27日 13時) (レス) id: 35de75094a (このIDを非表示/違反報告)
まむまむ(プロフ) - 続き待ってます！ (2018年7月17日 20時) (レス) id: 0e07c2f705 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんかん(プロフ) - 椿さん» 可愛いですよねぇ｡私でも何でこんな可愛い子が書けるのだろうと不思議です｡更新､頑張ります！ (2018年1月28日 19時) (レス) id: 803b2655e5 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 綾乃ちゃん、めっちゃかわいいw嫁にほしいっすね。いゃ本当に。次回の更新も、楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2018年1月28日 18時) (レス) id: e69fa0a1e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんかん | 作成日時：2018年1月13日 18時
