遠い存在だと思っていた彼

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ついさっきまで雨にあたっていたのに
今はこの人と同じ傘に入っている

というか入れてくれているという方が正しいだろうか。


まさか、こんなところで会えるなんて…

思いもしなかった。

しかも距離が……近い。



A｢ぁ、あの、｣


すると腕を突然掴まれて、




柳田｢待って、とりあえずこっちおいで ｣



と、言われて隣を歩く


どこに向かうんだろう？


そしてお互い沈黙が続く…。


それを断ち切ったのは…








｢｢あの…、｣｣







見事にかぶってしまった。。




A｢お、お先に…｣


柳田｢いやいや、そっちから…｣


A｢いや、そちらの方が少し早かったです｣


柳田｢いや…君の方が…ちょっと早かった｣



二人の譲り合いが続くと、





｢｢ふっ｣｣







同時に二つの笑い声が聞こえた


柳田｢いつまで続けんの｣


A｢そうですよね、というかわたし何を言おうか忘れちゃいました｣


柳田｢俺も｣


なんて二人で笑っていたら

いつの間にか、さっきと同じ建物の前にいて

中に入った、そして通路を少し歩いていると





柳田｢ちょっとここで待ってて｣




と言って関係者の扉を開けてその中に入っていくのを見届けて、

ふと冷静になったA。



(人1)｢…やばい、どうしよ、あのまささんと同じ傘に入って会話までしちゃった、

しかも一緒に笑ってたし、｣




わたし今日命日なのかな、なんて言いながら



柳田さんの帰りを待っていた。




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全然話が進展してないですよね(´・ω・｀)

すみません！

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