死にたがりと猫 ページ25
相澤side
「…あ？」
袋を持って校舎裏に来れば、木の陰で寝ている女が一人。
「…先客、か」
前にも似たようなことがあったな。
確か、三神が死のうとしていた。
…で、目の前には木によりかかり寝ている三神。
…首にロープは無い。が、代わりに沢山の猫が三神を覆っている。
本当になんなんだ此奴は
『……((すやぁ』
初対面で突然送ってくれと言ってきたり、突然敵意と殺気をむき出しにしたり、かといってすぐケロッとして何も無いように話し出す。
…んで、今は猫と気ままにお昼寝か。
「はぁ…」
盛大にため息を吐きながらその場で観察する
寝ているときはただの学生に見えるのに、何で不登校問題児の肩書きを持っているのか。
頭も運動神経も人並み以上、顔も悪いわけでは無い…と思う。
初日の端から見た感想だと、此奴はどちらかというと人から距離をとって一人で居ようとする性格だ。
なんか…
「…猫みたいな奴だな」
『誰が猫なんです？』
「っ!…は、……いつから起きていた」
『たった今です…視線を感じて。…ふあぁ』
三神は眠そうに欠伸をしながら此方を見た。
視線。そんなに見つめていたか。
『ふむ。相澤せんせーはどうしてこんな処に?』
「…そいつらの面倒を見にな。」
Aは相澤先生の指さす方向を目で追い、自分の周りの猫たちのことだと知った。
『……猫、好きなんです？』
「悪いか」
『いえ、私も好きです』
「……」
Aは、ここの猫たちがどうして警戒心無く餌をねだってきたのかを理解した。
『…せんせー。人間に、警戒心を持たなくなった猫にあるのは、…死です』
「………」
警戒心。人間。
三神の言う人間は、きっと一般に悪人と呼ばれる奴らの事を言ったのだろう。
「確かに、猫を捕まえて悪さをする奴も居る。
…其奴らが普段顔を出さないのもそういうのに警戒してんだろ。」
『…え。私にはツナをねだってきて一緒に寝てるんですけど』
三神は真顔で首をかしげる
…表情の読めない奴だ。
「…猫だと思われてるんじゃ無いか？」
『猫。』
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ナナ(プロフ) - りさ *(θωθ)*さん» 見ていただき、感謝です!!こんな感じで心操君とは、じわっ…と絡ませたいというのが作者の本音です、ハイ(((互いに少しシンパシーを感じる他人、くらいの立ち位置で今後ともじゃんじゃん絡みますきっと。私、根暗系が好きなんです(布教) (2020年8月6日 19時) (
レス) id: 6412d0e74c (このIDを非表示/違反報告)
りさ *(θωθ)* - 最後の心操くんとの会話､おっおうって感じで面白い！更新頑張ってください！今までもこれからも応援してます！ (2020年8月6日 15時) (レス) id: e49fcaed15 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - ありささん» そんな初期から＿!!応援ありがとうございます!!＞＜大学受験始まるまでに出来るだけ更新していきたいと思います！相澤先生の出番、もうすぐですので！ハイ！ (2020年7月25日 14時) (レス) id: 6412d0e74c (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - まだ3話くらいしか更新されてない時からこの小説気に入っていて更新されてるかな？っと頻繁に覗いてましたw!!本当にこの小説大好きです！最近は少しずつ更新が増えてきて嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2020年7月24日 21時) (レス) id: 2c7a607a36 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - yuikaさん» 応援ありがとうございます！頑張らせていただきます!!! (2020年5月26日 22時) (レス) id: 6412d0e74c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：闇月 x他1人 | 作成日時：2019年6月24日 1時
