政府の犬は正義のヒロイン【刀剣乱舞】 (ページ2)

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「主様、主様起きてください！」

「…おはよう。五虎退」

ふわふわな五虎退の髪を撫でて身体を起こす。

我が本丸にいるのは現在五虎退1人と五虎退の虎のみ。寂しいだろうから私の部屋で一緒にいることが多い。

「ご飯食べよっか。今日はあとすぐ行かなきゃだから五虎退も来てくれる？」

「はい！主様！」

元気の良い返事を聞いて、一緒に台所へ行く。
昨日のうちに朝ごはんを作っておいたのでそれを温めて、二人で食べた。

五虎退は短刀。私の仕事柄とても丁度いい。

五虎退は私の分までお皿を流しに下げ、洗ってくれるとても良い子だ。

その間に仕事用に政府から渡されているタブレットを使い、今日偵察に行く本丸を確認。

2つ回るけど、２つ目が厄介そう。
ブラック本丸なのに、とても強いというタレコミ。
流してるのは多分こんのすけ。

「主様、終わりました～」

「ありがとう五虎退。いい子だね」

髪を撫で、五虎退を抱きしめる。五虎退はこれが好きらしい。

一先ず部屋に戻り、黒の袴と狼の面をかぶる。髪は後ろで纏めた。五虎退には虎の面。五虎退の虎はお留守番である。

しっかり御守りも持たせている。まぁ、五虎退は私が守るけど。

政府の犬(政府の獣)は今日も刀剣男士たちを守るため、働きます。