定期 ページ28
「また来たのか!!」
きゃー怖い()
……いや本当に。
現在、定期的な藤の花訪問販売((…ではなく、景信山への付添人として来ています。
…もう何回目になるだろうか。
「兄さん…」
無一郎君は心配そうに扉のところに居た
「時透様…」
「しつこいぞ!!まだ何か言いたいのか!!!」
そう言って有一郎君は持っていた手桶を構えた
…ん?
「ぁ、兄さ_」
「このッ!」
『あまね様』
するりとあまね様を後ろに避難させた。
…こっからどうしようかな。
このまま受ければ掛かっちゃう…いや、あまね様ごと抱えて後退すりゃ良いんだけども。
なんかなぁ(この間1秒)
(バシャッ
「「「!!」」」
「ぁ…三神様!?」
『ひゃ〜!!やっぱ冷たいっ』
そういや今って春じゃないか!!←
暖かくはなって来たけれど、此処は山だから元の気温が低い。
「今すぐ帰れ」
「__兄さんッ!!何してるんだよ!!」
『あちゃー…まぁ私のことはお気になさらず。』
これでも鍛えてるので。とにっこり場を和ませてみる
滝行?えぇ、やりましたとも。
鬼師範の鬼畜修行で()
「…それでは、失礼致します」
『また来るねー!!!
あ。夏になったらちゃんと戸は閉めて寝るんだよ〜』
「来んな!!」
有一郎君の怒声が響いた。
__
_
「三神様…大丈夫です」
『いえいえお構いなく〜!!』
「そのままでは風邪をひきます。どうぞ中へ」
『イエここで大丈夫です!!屋敷が濡れてしまいますので!!』
「構いません、ですから中へお入りください」
そう言い合うこと2分ほど。
一歩も引かず産屋敷家前の入り口で遠慮する私
お館様のお屋敷を濡らすなど言語道断!
え、何故帰らないかって??
それはねぇ…
「よォA!随分と早ェじゃねぇか」
『おやおや宇随さんこそ』
解:この後すぐ柱合会議があるから。
半年に一回の報告だけだし、すぐ終わるからこのままでもいいと思う。
宇随「…なんでお前びしょ濡れなんだよ」
『頭から水被りました』
宇随「…は?こんな日にか」
『えぇはい』
トタタ
あまね「手拭いと生姜湯です。飲んで下さい」
『いい匂い…戴きます』
ふきふき
「あの、宇随様からもお願いしていただけませんか?このままでは三神様が風邪を引いてしまいます」
『私のことはお気になさらず〜』ズズ_
あまね「ずっとこの調子でして…」
宇随「ほぉ…」
宇随さんがニヤニヤし始めた
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餅月 猫(プロフ) - 続きを!お願い!!します!!!更新待ってますっっっ!!! (2021年6月30日 1時) (レス) id: 13a520387c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:闇月 x他1人 | 作成日時:2020年5月21日 22時