【鬼滅の刃】色々設定盛り込みすぎな転生少女は全員の幸せを願う・零 (ページ39)

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最終選別ページ39

ひと月が経った。

…あっという間だなぁ(小説的な意味でも)←

｢行ってらっしゃい。…油断すんじゃないよ｣

『はい、行ってきます！』

師範に見送られて屋敷を出る

腰にあるのは、今は亡き母の刀＿

あの日から、二年とおよそ八カ月ほどが経った

『鬼舞辻無惨』

愛する父と母の敵

そして耀を鬼にし、師範を悲しませた恨み。

…忘れない。忘れてやるもんか。絶対に。

あれから、血反吐を吐くほどの鍛錬を重ねた

気配を察知するのも上手くなった

苦しかったけど、不思議と辛くなかった

＿もっと強くならねば。

そんな気持ちと共にひたすら鬼の頚に刃を振るった

そしてついにこの日がやって来た

＿＿藤襲山の最終選別

周りは一年中咲く藤の花が狂い咲いて、上まで続く石段が物語の始まりを予感させる。

ただ、七日間生き延びればいい。

そして耀を…

｢お！女だ｣

｢ほへー美人さんだなぁ｣

｢あんなちっさいのも居るんだな…｣

…聞こえてるつーの。うるさいな

女で悪かったねェ！

幼い？そりゃそうだ、私まだ七歳よ。

多分、他は十四から二十くらいの子供だろう。

それなりに肉付きのいい体、成長期で伸びる身長。

羨ましい限りで…

あ。私成長期前だしもっと身長伸びるぞー!!←

悲しい((

｢皆様、今宵は最終選別にお集まりくださってありがとうございます｣

白い髪の女の子達が話し出す。

＿＿あ、にちか様とひなき様。

黒髪で無いことから、姉二人が来たのだろう

…とっても可愛いです、ハイ。

歳は…同じくらいだろうか？

お二人とも大人びてるから判んないや。