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鬼の存在 ページ20

目を覚ますと、見慣れない天井が見えた


『ここ何処』

「夢華の屋敷」

!?(ビクゥ

「そんな跳び起きんなよ」

…なんだ、耀か


周りを見渡すと傍には笛や刀が置いてあって…


刀。

『あ…』

”鬼滅の刃”の世界。



『…っ耀、今いつ?』

「次の日の早朝」

『いや、そうじゃなくて今の時代!』


「…えっと、大正だった気がs」

『だろうねぇ!!』

「えぇ…汗」


原作何処まで進んでる!?

炭治郎か誰かいればわかるのに、今まで鬼滅の話っぽいの聞いたこと無いぞ!?

鬼舞辻無惨が居るんだからまだ終わっていない


…原作に関わりたい。

あわよくば助けたい。



ん?


鬼舞辻、無惨?






…お母さんの言葉だ。



『っ!…耀、お母さんとお父さんは!?』


「…。」ふるふる

耀は静かに首を横に振った



…お父さん達が、死んだ?


もう、会えない?


『…あ。…夢華さん、は』


「外でAを待ってる」

『…っ!』バタッ

「あ、A!」




夢華さんの屋敷は、来たときは暗かったけれど随分と広い家だった

そういえば、耀が屋敷って言ってたっけ。

じゃあ、もしかしたら…


『…夢華さん!!』

「遅いよ、A」

庭に出てみると、夢華さんは木刀を振っていた


『夢華さんっ


夢華さんは…鬼殺隊をご存じですか!!』



「!…ああ、知っているよ」


やっぱり。

この大きな屋敷、今夢華さんの腰にある刀…

他にも今までの経験から、憶測だけれど何かしらの関係があると思った。

「…A?」

着いてきた耀は、不安そうな顔をしていた




『…私が、鬼殺隊に入ることは可能ですか』


「「!」」

二人とも、驚いた顔で此方を見る


無茶を言ってるのはわかるけど、ここまで来て関わらないなんて無理だよ



今だって半分は、本やアニメの世界の話への好奇心で動いている自覚はある。

けれどもう半分は、私の両親を殺した鬼舞辻への負の感情なのだ


昨日の今日で、夢華さん達にとっては可笑しい話かもしれない

…それでも。
母の最期の言葉が、声が、表情が、離れない


「A!なんで鬼殺隊の事知って…」

「鬼殺隊がどういう組織か、分かって言っているのね?」


『はい。』

「…分かったわ」

「夢華!!」

「耀、冷静になりなさい」

「っ…」




耀には申し訳ないと思ってる

…もし素質が無ければ大人しく諦める。

しかし、たった二年。
然れど二年もの間、私は毎日努力したんだ


『伝手があるなら、育手を紹介していただけませんか』

師範となる者→←鬼として、人として



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作者名:闇月 x他1人 | 作成日時:2019年10月22日 3時

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