【HUNTER×HUNTER】運命とは残酷なものである。

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最終試験が行われるらしい会場に到着し、飛行船から降りる。

あの後の移動中、ゴンくんはともかく、クラピカ氏とレオリオ氏とも仲良くなった。
別にいいのだけど、最終試験の手前でこんな親しくなるなんて…。

なんか後味の悪いことあったら嫌だなぁ。
むしろ私が死んだらみんなの思い出ががが。




「さぁて諸君、ゆっくり休めたかなー？」


ここはハンター委員会が経営するホテルということで、最終試験の試合が終わるまで貸切になっているらしい。
その一室である広いホールに勝ち残った十人の受験生と試験官が集まった。今は真ん中にネテロさんが立ち、最終試験の内容を説明している。



「では最終試験じゃが、一対一のトーナメント形式で行う」


タイマン…だと。
それにショックを受けている間もなく、脚付きのホワイトボードを運んできた試験官と、それを覆っていた布を躊躇なくとるネテロさん。

布がとれ、表れたのはトーナメント表。
下の組み合わせはまだ紙で隠されている。

まさか合格者はこのトーナメント戦で勝ち抜いた一人？
ざわつく受験生に答えるように、ネテロさんが説明を続ける。



……ふむ。

一勝でもしたら勝ち抜け、その時点ではれてハンターとなる。負ければ上に上がっていき、最終的に本来一位になるはずの頂点についたものだけが不合格。

つまり、不合格はたったの一人。



「そして…その組み合わせはこうじゃ」


べりっとめくられた紙に、改めてトーナメント表の対戦組み合わせが発表された。

私は…キルアとギタラクル氏の間！高確率でゾルディックに当たるね！！
でもヒソカに当たる可能性はほぼ0に等しい。
この不自然に左右に偏ったトーナメント表は、恐らく面談で聞いた一番戦いたくない相手、という質問が元かな。


となると後はチャンスとの多い者と少ない者。

やはりみんなが疑問に思うのは当然で、複数の参加者の質問にネテロさんは、今まで行われた試験の成績が元だと答えた。
そしてそれに納得いかないのはキルア。追求して足蹴にされるが、採点の基準は教えてくれるようだ。

基準は大きく三つにわかれているらしい。
一つは身体能力値。二つ目は精神能力値。三つ目は印象値、簡単に言えばハンターの資質。

なるほど分からん。



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▲▽▲▽▲
因みに面談にて、主のことを注目していると答えたのはヒソカとハンゾー。
主と戦いたくないと答えたのは、ゴン(仲間だから)、ボドロ(女性だから)、ポックル(女性だから)、ギタラクル。

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