【HUNTER×HUNTER】運命とは残酷なものである。

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私とハゲ氏が第三次試験をクリアしてから、少しして。


少しだけ休んで暇をもて余した私は仕方なく、先に到着していたヒソカとイルミさんとトランプでババ抜きをしていた。

……のだが。





『なんで？二人にはジョーカーが見えてるわけ？意味分かんないんだけど？？』

「運さ◇」

「ｶﾀｶﾀ…」

『さっきから私しか負けてないよね！？』

「(…ヒソカ、ジョーカー引いてあげなよ)」

「(はいはい…◆)」

『おい同情してわざと引くなよ！！私が可哀想な子みたいじゃん！！』

「君は本当に面倒くさくて面白いね☆」

「ｶﾀﾝ、ｶﾀｶﾀ…」




私ばっかりがジョーカーを引いて負けるわけだ。
カードが一度手札にきたら私の元から動かない…。


まぁ一般人の私がこの二人相手に勝てるとか思ってなかったけどさ。
イルミさん表情分かんないしヒソカはずっとニコニコしてるし。

それでも、一度も勝てないとは…！
疲れてきたし一回勝ったら勝ち逃げしようと思っていたのが、その一回が一度も来ないのだ。

それに同情した二人の視線も胸に突き刺さるわで色々つらい。



だからハンゾー氏を誘ってみたんだけど、ヒソカとギタラクル姿のイルミさんを見て首を全力で横に振るわけだ。

気持ちは分からなくはないけどさ。


それでも私は君みたいなのがいないと勝てねぇんだよ！(最低)

それかもしかして私がババ抜きだけ弱いのかな！





「1☆」

「2」

『……3』

「4◇」

「5」

『…6』

「ダウト★」

『くそっ！』



ですよね！



「Aは分かりやすいね◆」

「…ｶﾀｶﾀ」

『どっどこが！？……ってかお前らしょっぱなから全部違うカード出してる！なにこれ！私ハブなの！？』

「奇術師に不可能はないのさ☆」

「ｶﾀｯ」

『意味分かんない……てかギタラクル氏は奇術師じゃないやろ…』




結局一度も勝てずに寝落ちした。





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